今日の北海道は大荒れの天気予報です。

今年は春の嵐が来てから冬の嵐・・到来か？・・・

冬の嵐・・となれば思い出す。

あれは何年前だったかしら・・・訓子府に社車3台連なって調査に行った時だった。

朝方から降り出した雪が激しくなり、いや～な予感がしたけれど

お約束はお約束・・・時間に間に合わせようと高速道路に乗ったのでありました。

運転の出来ない私は、車の中ではおしゃべり係り・・

運転手の方々が眠気に襲われない様にず～と目的地に着くまで話続けているのです。

中には私のおしゃべりに付き合うのは・・チョッとお疲れという無口な職員もおりますが・・

その日は　相性抜群のM君でありました。

いつもの如く同乗者が居眠りも出来ないほど、しゃべりまくりの、笑いまくり、はははは・・ひひひひ・・と雪の中を元気に高速道路をスイスイ・・・・と・・

『何か雪・・すごくなってきたよね・・ペチャクチャ・・』

『何か・・見えにくいですね・・ペチャクチャ・・』

『ホントだ・・気をつけてね・・・ペチャ・・・・・ク・・チャ・・』

『・・・・・・』

外は・・もう真っ白・・

なにが怖いって・・高速の左がわにある“ここで道路は終わり・・この横はのり面です”のあの↓が見えないのです。

勿論前の車のランプも見えません。

『高速が止まっていないんだから大丈夫だよね・・』

『・・・・』

おしゃべりM君は・・真っ青な顔をしながら無言でハンドルを握り締めておりました。

『あっ！うちの車が高速降りたよ！』・・私にはそう・・見えたのです。

『えっ！』

急いでインターチェンジから降りようとしたM君・・先が見えず・・

・・三角州の雪山に・・どっすーん・・・

『ひぇ～！』・・柔らかい雪に救われました。

『前の車、ﾊﾟｰｷﾝｸﾞに入っただけでないですかぁ！・・』

『ご・・め・・ん・・・』

あれは確か三笠付近でしたね。

どうにかこうにか・・旭川をぬけ石北峠のトンネルを抜けると・・

そこは雪一つない晴天でありました。

北海道は広いなぁ～・・

今・・高速道路を管理するネクスコ・エンジニアリング北海道ではリアルタイムで高速道路の降雪量、視界等がわかるシステムを開発中だとか・・・・冬の高速・・頼みますよ～