日刊せみなりーBLOG

思えば・・・

更新日:2010/09/11

『ビベロYちゃんや早や打ちKちゃんは物心付いた時から水洗トイレ?』

『はい・・学校も水洗トイレです』

ビベロYちゃんは21歳、早や打ちKちゃんは22歳・・・むつみさん55歳・・

ふう~むふむ・・・

確かに、私が17歳の時、両親が家を建てその時から我が家も水洗トイレ。

今から38年前だ。

祖母は『洋式トイレはあずましくない』と言っていたが、時期に慣れ、

『和式トイレは膝が痛いから嫌だね~』と洋式トイレ推進派に変わった。

断熱材が出始めた頃で、引越し当時は暖かいうちだと思った。

『ビベロYちゃんたちは、当たり前に糞柱なんて知らないよね?』

『なんですか?それ!』

糞柱とは、冬場、汲み取り式トイレが凍り、

うんち君が次々凍って積み重なり柱のように立ってくるものを言う。

暖かい排泄物がすぐ凍るなんてどれほどの寒さだったのだろうか?

我が家では、その糞柱を突っついて壊すのは母の役目だったようだ。

岡山で生まれ育った母・・女は偉い!

その家は官舎の一軒家、玄関は昔のガラスの入った両引き戸で、

鍵は、差込錠が真ん中に付いていた。

ボッコじょっぴんが多かった時代としては、いい家だった。

でも、断熱材なし、窓は木枠の一重窓、隙間風は当たり前のその家は、

冬になると玄関の花器の水はカンカラカンに凍り・・そして糞柱!

考えてみれば、夜中に良く起きてトイレに行ったなあ~

人間は快適さを追い求め、それに慣れるともう元の生活には戻れない。

『あ・和式トイレなら空いていますよ~』

今は、デパートなどのトイレでもよっぽど切羽詰らない限り和式には入らない。

『実家は冬寒くて絶対泊まれない』

なんて言っているけど、当たり前に玄関の花器の水は凍らない。

なれって、すんごいな~

快適さを追い求め、高気密高断熱になった今日、

主婦の悩みの種は結露に変わった。

やれやれやれ・・・耐性菌も次々出るが、家の問題も次々だ~

でも、ぼっとんトイレにも糞柱が出来る寒さにも戻りたくないから、

結露の無い快適な生活の工夫、いたしましょうぞ~

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