そろそろ冷房を入れずに済みそうなので、二階の事務所に戻って来た。

どうせ仕事をするなら、みんなの顔が見える方がいい。

本日は現場もなく、みんなも会社にいる。そして、助っ人スノーマンK君もいる。

つい、この間、『ありがとうございました～』とお別れ会をしたばかりなのだが、

『新規開拓のお客様に最善の成果品を納めたいので、助っ人を依頼したい』と、

キャプテン、ラガーマンM君から申請が上がったのだ。

まあ～頼む方の勝手で申し訳ないが。。

『本日から再び少しの間、よろしくおねがいしま～す』

再び、0,1tの巨漢が、私の斜め前に座っている。

スノーマンK君がお出ましならば、むつみさん食堂は開店せねばなるまい。

さて、食堂一日目は何にしようかな～

（ねえ、スノーマンK君、何にする？）・・・なんか　ルンルンだ～

（でも、その前に、お客様の所に行かねばならなかった・・・）

『むつみさん、良ければ私がお客様の所に行きますよ、

ちょっと他の仕事もありますから・・』

おおおお、文章マシーンA子さんが私の心を見透かしたが如く、名乗りを上げてくれた。

（まあ、なんて　いい人・・・）

実はむつみさんは、かなりの人見知りだ・・

何が辛いって、お役所に行ってお客様周りをするのが大の苦手・・・

（それでは、役職の任務が果たせないでしょ！）

はいはい・・だから・・行っているではないですか・・ドキドキしながら・・

営業は演技力とも言われているが、昔は女優を目指したこの私・・

（私は、女優・私は女優と言い聞かせ、お役所の皆様に名刺を配るのですが・・）

まだまだ、修行が足らないようだ・・

さてさて、本日は文章マシーンA子さんが行ってくれるので、

むつみさんは心置きなく“むつみさん食堂”開店だ、

本日の女優は、食堂のおばさんで～す！では、市原悦子風で・・・・・