日刊せみなりーBLOG
不注意防御策・・・
更新日:2010/11/10
朝会で、綺麗好きN君が言った。
『昨日の苫小牧の住宅は漏水検査で伺ったのですが、
屋根裏の高さが低くて、ほふく前進するしかなく、
中々調査が捗らず、夜の9時までかかってしまいました。
遅くなったし疲れていたのもあって片付け確認をせずに帰ったら、
天井裏のほふく前進用に使っていた板を忘れて来てしまいました。
やっぱり、確認しないとだめですね。』
あらら、綺麗好きN君とカッコマンH君はかなりの慎重派、
人間だから失敗やら物壊しもあるけれど、かなり確率は低い。
おまけに、そんなへまをした自分に腹が立つタイプ。
『今の話を聞いたら、ラガーマンM君とホンワカH君は喜ぶね、
“ほら!自分達だけじゃない”って・・』
丁度出張でいなかったホンワカH君とラガーマンM君を出汁にして朝会は楽しく終了。
うちの会社の調査には大きなものから小さなものまで、
高額なものから小額のものまで色んな道具が使われる。
保険に入っている赤外線サーモカメラや、鉄筋探査機、内視鏡カメラは超高額!
軒高スケール(建物の高さを測る棒)でも5万円もする。
巻尺テープだって、50メートル用は万金・・
従って、『ちょおと~、なくさないでよ~』と、むつみさんの小言が増え、
あんまりむつみさんがうるさい所為か、
中額物は壊したり無くしたりしても報告をせず、ないままに不便な調査をし、
『ちょおと~、余計に時間がかかるでしょ~』と、またむつみさんの小言が飛ぶ・・
昔、看護婦をしていた時、
『むっちゃん!それ、1本5万円の薬なんだよ!』と怒られた事があった。
血液製剤の薬だったが、小さな瓶の中に粉薬が入っており、それを生理食塩水で溶かすのだが、圧がかかるため、注射器と針の間が外れ、液が飛び出す事があるのだ。
不注意と言えば不注意だが、仕方ないと言えば仕方ない。
それ以来、その注射準備は出来れば、他の看護婦さんに回したかった。
もうひとつの5万円は、吸引機のボトル・・
大きな病院では病室の壁に取り付けてあり、患者さんの痰を吸引する為のボトルだ、
陰圧にする為に高額になるらしい。
今はプラスチックのものもあるが昔はガラスだったから、
洗浄する時は、“5万円5万円”と言いながら洗った。
人間の不注意さやうっかりを防ぐものはないものだろうか?
そしたら、むつみさんの小言も減って、
むつみさんの社員好感度も少しは上がるんじゃあないかしら・・
え?そこですかって?そう・・そこです。自己中女子ですから・・はい。