うちの会社の社員達が集まってしゃべっていると、
おばさんは気になって、ついつい仲間に入りたくなる。

（あら、今日は何で盛り上がっているのかな～）

耳ダンボ・・

『今は小学校1年生からパソコンの授業があるんですよ』
愛娘のSちゃんが今年小学校に入学するカッコマンH君、パソコン購入の予定か？

『え～！そうなんですか？私の時は高校だったような・・
始めてパソコンの授業があったのは・・』

うちの会社で一番“学校”が、まだ近い早や打ちKちゃん。

（あ・小学校のパソコンの話だ！）

むつみさんも知ったかぶりで、会話に参戦。
『娘が言っていたわ、最初はひらがな打ちでパソコンを触りだすんだって！』

小学校の教師をしている娘から知った情報・・・だ。
『あっという間に子どもは覚えるらしいよ、私の比じゃあないらしい・・』

『そりゃあ、そうでしょう、どう考えたって、
Sの柔らかい頭で覚えるスピードとむつみさんの覚えるスピードじゃあね～
すぐ抜かれますよ、むつみさん・・』

『・・・・・・・』
（おかしい・・そういう話の展開にするつもりはなかったのに・・）

確かに、若者のIT力は理解の外だ。
だって、入試問題が試験中にリアルタイムでネットに載る時代だ。

おまけに、そのネット社会を作ってきた専門家達が、
“どうやって可能だったのか”真剣に論じている。

（ふ～ん、私と余り差がないじゃあないか・・）
いえいえ、差は大きいですよ。わかっています。

でも、ネットでデモが組織され、国がひっくり返る時代・・・
大人が作ったものは、勝手に進化し大人の常識は覆っている・・感じ・・

そうなのね～
今に、試験そのものが無意味な時代になるのかも・・

『むつみさんのIT力は・・論外・・』
そうざんすか・・そうざんすね・・

これじゃあ・・デモに参加したくても参加できないか・・

やれやれ・・当面は日本にそんなデモはなさそうだが、
今にIT力がなければ、介護保険が使えない時代になるかもしれない。

そうだ！せめて・・
ITで、それはいやだ！と言える力はつけないと・・

介護保険を使う年齢はそう遠くはない・・はず・・。