日刊せみなりーBLOG
誕生日・・
更新日:2013/03/07
昨日は私の誕生日だった。
もう58歳だから、誕生日は気にしていないが、
FBのお友だちから、
【おめでとう~】と言われ嬉しかった。
夫は朝から全く気が付かず、
まあ仕方ないか、
何せ妻の誕生日を覚えるのに、
20年かかった人だから、
頭は会社の事だらけ・・
また忘れたのでしょう・・・・
と、一日を終えた。
夫は函館に出張のため、私は一人で夕食を食べていたら、
愛知県にいる長女から電話があった。
『むばあば、おめでとう~』
4歳と6歳の孫達の明るい声が聞こえた。
4歳の孫は、
『むばあば、誰とお祝いをしているの?じじ?』
と優しい声だ。
『一人なのよ、じじはお仕事なの・・』
と答えると、
『むばあば、一人なの?かわいそう・・・・』
と本当に可哀そう・・という言い方で言った。
孫にしてみると、
誕生日に一人は考えられない事だろう。
昔から我が家は、
家族の誕生日には必ず家で誕生会をしていた。
お料理は大したことがなかったり、
外食だったりしたが、
家の電気を消して、
バースデイーケーキに火をつけ、
家族みんなで、
『ハッピバースデイツーユー♪』を謳い祝った。
これがなんとも嬉しくて、
娘達はそれぞれに家庭を持った時、
これを引き継ぎ、
家族の誕生日の慣習にした。
だから、
4歳の孫は【家族の誕生日はみんなで祝う】ものだと思っている。
そんな孫から見たら、
『むばあば、かわいそう・・』だったのだろう。
『大丈夫だよ、YやNが電話をくれたから幸せだよ』
私は電話を切った。
少ししたら、
長野に住む次女からの電話が鳴った。
『もしもし・・』
『ハッピバスデイツーユー♪おめでとう!むばあば』
10歳と4歳の孫の声だった。
『ありがとう!』
次女は『お母さん、一人なの?』
と明るく聞いた。
『そうなの、
一人でカレーライスを食べながらワインを飲んでいるわ』
『やっぱりね~』
ワインに反応したようだ。
久しぶりに次女とも用の無い電話ができた。
一人の誕生日、
遠くに住む娘や孫と話が出来て幸せだった。
因みに、
三女からは既に日本酒のプレゼントを貰っている。
幸せな58歳だ。
でも・・夫はいつ気付くのだろうか・・
ふん・・・何も言わずに待っていよう・・
少し、不満足な誕生日・・だ。