北海道は広い。
『6・7日と函館にシャイなO常務と行って来る。

一旦会社に戻ってから、ラガーマンMと釧路だ。
7日は釧路に泊まり、８日は別海に行ってから帰る。』

これは先週後半の、
モゴモゴN社長のスケジュールだった。

結局、
『疲れた。今日は釧路に泊まる。』

８日の夕方4時、別海から電話があり、
モゴモゴN社長とラガーマンM君は、

もう一泊することになった。
当たり前と言えば、当たり前の距離だった。

会社の中で、
よく話題になるのは、どこが一番遠いかだ。

『俺は、稚内だな、音威子府からが遠い。』
これは旭川支店長、シャイなO常務の言葉。

『稚内は遠いっす。』
ラガーマンM君も頷く。

どうも、実際の距離と(遠い感じ)は、
違うような気がする。

釧路は道東道が繋がってから、
時間的にも気分的にも近くなった。

釧路が近くなると、
別海も中標津も近くなる。

帯広は隣町の感覚になった。

函館も高速が森町まで伸びたから、
めちゃくちゃち近くなった。

北海道こそ、高速道路が生きる。
何せ、都市から都市までが、

ビヨーンと離れているから。

感覚的に近くなると、
足繁く通うようになる。

そうすると、経済が活発化し、
街が元気になる。

街が元気になると、
色々な仕事が増えて、

また、通うようになる。

この好循環が欲しい。
北海道は広いのだ、

感覚的に近くならないと、
観光客だって、

『北海道は移動にばかり時間がかかる』
となるんじゃあないかしら、

なんて、昨日、
函館に向かうJRの中で考えた。

昨日の天気、札幌は大吹雪、
『釧路は晴天だぞ』

モゴモゴN社長が電話で言った。
私が向かった函館も良い天気だった。

北海道はやっぱり、広い。