日刊せみなりーBLOG

エネルギー負けか…

更新日:2013/07/14

役員会でシャイなO常務が、
『もう少し、納期に余裕があるといいんだが…』

と言った。
これは、一生懸命働く社員たちを思っての事だ。

『でも、シャイなO常務、残業は昨年より、
遥かに減っているんですよ。』

私が言うと、
シャイなO常務は『うん』とうなづいた。

社員たちは、
成果品の精度を上げつつ、

労働条件の改善をするという取り組みをしていた。
この取り組みを考えること自体、

様々なストレスがあると思うが、
確実に、残業時間と休日勤務は減っている。

今年度から、
強力な戦力として働いてくれている穏やかO顧問は、

『これでも、減っているんですか?』
と、驚いていたが。

なので、
頑張ってきた社員たちの希望は、

『来年こそ、社員旅行をしましょうよ。』
だ。

それも、
『台湾ですよ、台湾』

ラガーマンM君が一番に押している。
『台湾ね〜』私が一番乗り気ではない。

今、北海道は、
台湾からの観光客が昨年の三割増しと、

道新に書いてあったが、
向こう様が来てくださるのだから、

こちらから、
行かなくても…………が、

私の心情だ。
地図を見ては、(遠いなあ〜)

と、思っている。
もっとも、そんな遠くから来てくださっているのだから、

お返しも必要か。
先日も、釘を指すように、『行きますからね。来年。』

と、
ラガーマンM君に言われた。

道新には、
台湾の観光会社はバスの予約なしに北海道を訪れる。

と、書いてあった。
スケジュールが流動的だというのがその理由で、

それが台湾の商習慣とも書いてあった。
日本では考えられないことだが、

見ようによっては、
凄いエネルギーだと思う。

あんな遠くから、
全く環境が違う外国に流動的な計画だけで、

集団でやって来る。
これは、バイタリティがないとできないことだ。

一人旅行ではないのだから。
もしかしたら、私は感覚的に、

わかっているのかもしれない。
私のエネルギーは、

台湾のエネルギーに飲まれそうなことを。
なんて、気弱な振りをして、

台湾行きを、
うやむやにしようとする私。

でもねえ、
頑張って、頑張っているみんなを見ていると、

私も台湾の皆さんに負けないエネルギーを、
持たねばと反省する次第。

それにしても、
バスの予約をせずに何十人も連れてくる、

台湾の添乗員は、凄い…………………。

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