思い込むと、
見えるものも見えなくなるらしい。

余市のホテルで携帯電話の充電をした。
（私は充電器を仕舞った。）と思った。

帰り際、
忘れ物はないかしら？

と、部屋を見渡し、
机の上にコードがぐしゃぐしゃとあったけれど、

あれは、
電気湯沸かし器のコードだわ・・

充電器は仕舞ったもの・・・
と部屋を去ったが、

鞄の中に充電器はなく・・
あれは・・・充電器のコードであったらしい。

一昨日、東京の浜松町から、
三田まで歩いた。

行きは、
地図を確かめながら歩いた。

（都営地下鉄三田線1番を左に曲がるんだわ）
覚えたわ！

で、
翌日、ホテルから浜松町のJR駅まで、

地図を見ずに歩いた。
歩けど、歩けど、三田線一番出口は出てこない。

え？こんなに歩いたかしら。
あ！新橋？！

ぎゃあ！来すぎた！
慌てて、踵を返した。

浜松町駅付近に、
三田線1番出口は何処にもなかった。

あったのは大門駅。

そうだ～
ホテルから会場に向かう時が、

1番出口だった。
やっと間に合った浜松町、

汗だくになった。

今朝、『ゴミを出してくるわ～』
と鞄を玄関に置いた。

車に荷物を積み込んでいる夫、
一応玄関を確認したら、鞄はなかった。

（積んでくれたんだあ～）
会社に着いて、『私の鞄は？』

『いや、積んでない』
え？おかしいな、

確かめた時にはなかったと思ったのに・・
茶色の床に茶色の鞄・・同化したのかしら？

年年歳歳、
思い込みが強くなる。

大事なものをなくす前に、
道に迷って大事な時間に遅れないように、

もう一度、
確認する習慣をつけなければ・・

え？鞄？
優しい夫が取りに帰ってくれました。

ふふ・・