日刊せみなりーBLOG

河童の像?!

更新日:2014/10/10

仕事で定山渓に行った。
札幌生まれ札幌育ちの私にとっては、

慣れすぎた場所だ。

大昔、多分幼稚園にも行ったか行かないかぐらいの時、
私を子供のように可愛がってくれた叔母夫婦に連れられて、

定山渓鉄道に乗った。
どうしてそこだけ記憶があるのかわからないけれど、

山々と古い電車を覚えている。
石山付近だったと思う。

叔父も叔母も、
私に色々な経験をさせようと思っていたようだ。

その後、定山渓鉄道はなくなったから、
貴重な体験になった。

国道が混むに連れ、
『定山渓鉄道を残していたらどんなに便利だったろう』

と言う声が聞かれたが、
まさか、石山も藤野もあんなに住宅街になるなんて、

あの頃は想像も出来なかった。
でも、定山渓温泉そのものは昔の方が栄えていたかも知れない。

なんて考えながら、
温泉街をぐるりんと散策した。

車の運転が出来ないから歩くしかないのだが、
これがまた、新しい発見に繋がる。

それが、河童の像だ。
ご存知か?

ちゃんとした像が、
いたるところにある。

それも、ええ?!ここですか?
みたいなところに突然出現だ。

26番というのは見つけたけれど、
何番まであるのかな。

観光案内所に行けばリーフレットでもあるのかしら。
と思いつつも案内所には寄らずに帰途のバスに乗った。

そのバスは、
真駒内行きで、温泉街のはずれを走った。

あまり通ることのない道だ。
あ、ここに出るのね…

と、ふと交差点の左を見たら、
いた!河童の像が!

どう考えても観光の場所ではなく、
銅像も、『僕を見つけた人は凄い!』

と言っているに違いない場所だ。
バスの中で思わず乗り出した。

まるで、河童の道祖神だわ。
いや、そのつもりで作ったのかもしれない。

今、定山渓は密かに整備が進んでいる。
それならば、この河童の像をもっと宣伝して、

全部をスマホに撮った方、
日帰り入浴券プレゼント!

なんてどうかしら。

小さな小さな河童の像に見送られ、
定山渓からのバスの中、

私の心は、想定外のウキウキだった。

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