日刊せみなりーBLOG
天塩旅紀行…
更新日:2015/11/26
今朝の留萌は晴れだった。
冬に留萌に泊まるのは、
もしかしたら、初めてかも知れない。
『出発は少し早めにしよう。』
てかてか道を考慮して、
天塩に出発するのは、
朝の8時になった。
留萌から、日本海側を北上する。
冬の低い太陽は、
東側の山のおかげで、
オロロン街道を日陰にする。
道は、凍ったままだった。
左手に日本海を見ながら、
日陰の道を走っていると、
心のワクワク感より、
本日の現地検定の不安感の方が勝ってくる。
でも、
羽幌を過ぎたあたりから、
山は、遠くになり、
燦々と陽が道を照らし始めた。
なんて、綺麗な海だろう。
今日は、波も静かだから、
薄い青の空と、
濃い青の海が絶妙だった。
太陽の力は凄い、
さっきまでの不安はきえさり、
なんだか、勇気が湧いてくる。
背中は、ポカポカし、
着ていた防寒着を脱いだ。
以前、
冬の日本海側に来た時は、
雪が下から吹き付ける厳しい日だったから、
私のイメージは、
完全に演歌だったけれど、
こんなに晴れて、
静かな冬の日もあるのだと、
嬉しくなった。
そうだよなあ、
じっと我慢ばかりの半年だったら、
苦しすぎると思うもの、
と、
勝手に、
留萌管内のみなさんの心を考えたりした。
初山別を過ぎたあたりから、
国道は内陸に入った。
海は見えなくなったけれど、
薄い薄いブルーの空が、
続く。
と思ったら、
突然、海が現れた!
再び、
薄い青の空と、
濃い青の海のコントラストが、
迎えてくれた。
綺麗だ!
『たまには、こんな日もないと、』
と、運転中のホンワカH君に言ったけれど、
国道は凍った道のままだった。
やっぱり、厳しい道北の冬だ、と感じながら、
なんだか、
北海道人って、凄いと、
わけもなく、
誇らしく思った。