日刊せみなりーBLOG
いざ!斜里町へ!
更新日:2015/12/01
今日から、斜里の現場に入る。
老体としては、少々不安だが、
久しぶりの知床だから、
ちょっぴり嬉しい。
初めて知床に行ったのは、
新婚旅行だった。
お金がない若者の、
無計画一本勝負!の結婚だったから、
新婚旅行のお金もなく、
『じゃあ、親戚に挨拶がてら釧路に帰ろう!』
と、夫が言い、
まだ初心で、夫の言うことに従順だった私は、
『はーい』と素直だった。
優しい義父母は、
とても喜んでくれたが、
『それでは、むっちゃんがあまりに可哀想だから』
と、
網走湖畔の宿をプレゼントしてくれ、
『なら、知床まで行こう!』
と、若かった夫は、車を飛ばした。
向かった先は、
多分、ウトロだったと思う。
釣り船に乗り、
釣りをしながら、知床半島を半分巡った。
小さな釣り船は、
岸の近くまで行き、洞窟みたいな所に入ったらような…
気がする。
夫も私も船に弱いが、
この時は、
酔わなかったから不思議だ。
もっとも、魚に触れない私は、
『きゃっ!』と可愛く叫んで、
船の上で、逃げていた。
夫は、『知床五湖も見よう!』
と活動的で、
これまた、従順についていったが、
知床五湖は、【蚊】が軍団でおり、
私は、景色を見るどころではなく、
ここでも、逃げ回っていた。
まだ、横断道路は開通していない時だった。
楽しい知床巡りが終わったのは、
夕暮れで、
慌てて、釧路まで帰ったが、
釧路に着いたのは、深夜だった。
その夜、私たちの為にと、
カニを茹でて待っていてくれた義兄夫婦には、
本当に申し訳なく、
そして、食べられなかった毛ガニが、
今でも、残念!と思っている。
2回目に知床を訪れたのは、
斜里町の指名申請の時だった。
この時は、
滞在時間1時間、世界遺産に登録後だったから、
斜里町の駅前は、
ホテルの建設ラッシュだった。
あれから、
何年がたっただろうか?
今回の現場は、海側ではないらしい。
熊に出会う心配もないが、
当たり前に、
知床巡りをする時間はない。
私にとって知床は、
駆け足のところらしいが、
ワクワクするのは、
【世界の知床】だからだろうか…