日刊せみなりーBLOG
斜里…と、空と、、、
更新日:2015/12/02
昨日から、斜里に来ている。
朝、プリウスに乗り込み、
斜里の現場に向かった。
道央道を北に走る。
まだ、除雪がされていない高速は、
中々、スリリングだが、
モゴモゴN社長の運転は、
積極的だ。
『タイヤが滑るな、新しいタイヤを用意してくれ。』
はいはい、と、
カッコマンH君に、ラインをする。
昔から、
社車の担当は、
カッコマンH君と決まっていた。
うちの社車は、2年前、
『スタッドレスで、年中通しましょう!』
に決まった。
スタットレスに履き替える時期は、
ちょうど、繁忙期で、
現場も多い。
2年前は、
10月に大雪が降り、
それが、現場に重なり、
モゴモゴN社長、カッコマンH君、ラガーマンM君の3人は、
帯広から北見まで、
『もうダメかと思った。』旅をした。
それから、
タイヤは年中スタッドレス!だ。
『夏の雨には滑りやすいと聞くけれど、
大丈夫?』
と心配したが、
今時のタイヤは、優秀らしい。
おかげで、
5月の雪も、10月の雪も、
不安なく、現場に行っている。
勿体無いという人もいるが、
うちにとっては、
大きな合理化になった。
9日からは、
プリウスは営業で全道を走るから、
その前に、新品!に変えるのだ。
モゴモゴN社長の積極的運転で、
プリウスは、道央道をひた走り、
トラックにも、
自衛隊さんのジープにも負けず、
無事、遠軽で高速を終了した。
さて、これから、どう走るのかしら?
網走に行くのかしら?
と思ったが、
車は、美幌を抜け、
清里を通り、小清水町へ入った。
広い、
見渡す限り、畑が続く。
と言っても、
雪がうっすら積もっているから、
畑だと思う。だが。
空は、晴れて、薄い空色だ。
空、空、空、
空色の空、でも、
低い空色の空…
空色の空と、
白い畑、道を遮るものもなく、
モゴモゴN社長の積極的な運転は続いていたが、
なぜが、
ゆっくり感じるから、
面白い。
それは、大地と空の旅だった。
着いた斜里も、
見渡す限りの畑だった。
その中に、
ホクレンの大きな大きな施設があった。
砂糖を作っているのだそうだ。
広い畑は、甜菜糖を作っているのだろうか。
収穫された甜菜糖は、
ビニールをかけられて高く積まれていた。
『あーやって、一冬越すと、
甘くなるんだ。』
モゴモゴN社長の父親は、
すずらん印の、日甜で働いていた。
モゴモゴN社長にとって、
その光景は、見慣れたものだったらしい。
仕事は、
2時過ぎから始めたが、
北海道の東端の夕暮れは早く、
4時半には、真っ暗になった。
街灯も、ネオンも少ない斜里は、
本当に真っ暗だった。
海のない斜里、
広い空と畑の斜里、
これもまた、
心に染みる景色だった。