峠に愛情を感じるなんて、
思っても見なかったが、、、、

千歳の現場から帰り
Facebookを見てみたら、

勝毎新聞の写真が目に入った。
日勝峠の土砂崩れの写真だった。

想像以上の土砂崩れで、
急斜面を走っていた道路がなくなっていた。

日勝峠は、
道東道ができるまで

どれほど、通った道だろうか。

私生活では、
夫の実家、釧路に帰るたび、

日勝を抜けた。
うちの会社に入ってからは、

数え切れないほど通った。
札幌から向かうときは、

大きな熊のあるドライブインで
トイレタイム、

帯広からの帰りは、
清水のローソンでトイレタイム、

そのどちらでも、
これから日勝を抜けるぞ！

という緊張が
運転をする社員に走る。

私は、ただただ
安全を祈るのみ。

かなり怖い峠だった。

だから、
道東道が繋がり

日勝峠を通らなくてもよくなった時、
『道東道！バンザイ！』

で、うちの会社では、
道東道使用が、当たり前になった。

のだが、
土砂崩れで、ズタズタになった日勝峠を見た途端、

なんであんなにむげにしたのかと、
心が傷んだ。

あんなにお世話になったのに
あんなに支えてくれたのに

ごめんね。
の気分になった。

世話になった恩人を忘れていた気分だ。
北海道を支えてきた日勝峠、

復旧したら、
もう一度、日勝からの景色を見たい。

北海道はでっかいぞう！
の、代名詞みたいな景色を、

また、見たいと思った。