日刊せみなりーBLOG

大好きな景色

更新日:2016/12/18

私の大好きな風景は、
自宅のマンションの窓から見る風景だ。

うちのマンションは、
川沿の旧道から少し離れた、

斜面に建っている。
だから、

地階の寝室から見える風景でも、
お隣の屋根が見える感じだ。

一階の居間から見ると、
そのお隣の屋根を

見下ろす感じになる。
多分、普通の平地に建つマンションの、

四階の高さと我が家の一階が
同じくらいだと思う。

見晴らしはいいけれど
地面が近いから、

高所恐怖症の私でも
気にならない。

そして、
ラッキーな事に、

斜めお隣は
大きなお花屋さんで

大きな畑で
お花を作って売っておられるので、

なーんにも建っていない農地があるのみ!
と言う贅沢さだ。

おまけに、
そこのお嬢さんがパン屋さんと結婚し

カキツバタと言うパン屋さんを始めて、
パン屋さんの周りを

ガーデニングしてしまったので、
その空き地は、

春になると、
今はやりのガーデンとなるのだ。

が、
私の大好きな風景とは

そこではなく、
その向こうに見える道と、

バス停なのだ。
もちろん、

畑の周りは住宅が建ち並んでいるが、
これまたラッキーな事に、

うちの窓から見える、
畑からバス停までの間が駐車場になっていて、

すっかり見渡すことができる。
冬の朝のバス停は

クリームシチューのCMに出てくるみたいに、

寒そうに並んだ人々を
バスがスーッと

連れて行き、
いつまで見ていても飽きない。

私は、
この風景が大好きなのだ。

そして、
もう一つの好きな風景は、

建物の間にぽっかりできた空間から
歩く人が見える事。

そう、
家族が歩く姿を見る事ができるのだ。

孫が来て、
実家の母の家に孫達だけで歩いて行く姿や、

本州から帰ってくるから娘家族が
アパホテルのバス停から

歩いて帰ってくるのが見えるのだ。

そして、
今日は、ハリマオウN社長コト夫が、

『じゃあ、行ってくるよ。』
と、福島に行くのをこの窓から

見送った。
カバンを肩にかけて

急ぎ足でアパホテルに向かう夫、
まずは、

パン屋さんの影から現れたのを見つけ、
手を振ってみる。

次は、
ライオンズマンションの前を歩く姿に

手を振ってみる。
結構離れているから、

向こうからは見えないけれど、
私の心は、満たされる。

福島の復興支援のお仕事は
震災後早くから始めたが、

被災地に、
直接出向くようになったのは、

今年の2月からだ。
いつも、ハリマオウN社長が、

先頭を切って行く。
私も2回ほど行ったけれど、

今回は、
本丸の守りで残った。

カッコマンH君、ホンワカH君も、
ハリマオウN社長と一緒だ。

今頃、
3人は合流し、

いき盛んな事だろう。
お客様にも、

納期や打ち合わせを早めて貰い、
ずいぶん、ご協力を頂いた。

ありがたい。

窓から見えたハリマオウN社長は、
大股で早歩きだった。

頑張ってきてね。
陣後は守る!と、

なんだか思う景色だった。

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