日刊せみなりーBLOG

ほっ。。。の気持ち

更新日:2017/12/17

皆さんは、
習い物がお得意でしたか?

私は全くダメだった。
とにかく、興味がわかない。

それでも子供の時、
ピアノには憧れた。

音痴の上にリズム感がないから、
ピアノを習えばどうにかなるか?

と、
思ったことと、

あとはとにかく憧れだけで、
ピアノを習いに行ったのだが、

嫌いだから
練習をしない。

音感が悪いから
『この音はなんでしょう!』

もわからない。
なので、

どんどん面白くなくなる。
それでも、

ピアノがあれば練習する!
と、のたまって、

両親は私に、
ピアノを買ってくれた。

黒塗りのピアノはお高くて、
その下の木目調の

少し小ぶりのピアノだった。
嬉しかったけれど、

興味がないのは仕方がないもので、
「エリーゼのために」が弾けたところで、

ピアノはやめた。
その後、

ピアノは私の実家で、
肩身の狭い思いをしていた。

私の娘たちも
ピアノには興味を見せず、

置物となっていた。
のだが、

ついに!
そのピアノが、

日の目を見る日がやってきた!
5番孫がピアノを習い始めたのだ。

まだ、5歳の男の子だ。
わんぱくそのものだが、

なぜか、
音楽が好きで、

ついこの間から、
ポンポンと弾いている。

近頃のピアノ教室は、
子どもが好きになりそうな歌を

CDに入れてくれるらしく、
車に乗ると

『歌、かけて!』と、
保育園の送り迎えで

聞いているらしい。
で、

その曲を練習して覚える。
5番孫は練習が楽しいらしく、

ピアノが届くまでは
おもちゃのピアノで、

練習していたというから、
これは絶対、婿さんの血だと思うが、

ついに本日、
ピアノは、

実家から孫の手元に届けられた。
このピアノがこの世に生まれ、

ながーいながーい不毛の時間が過ぎ、
やっと花が咲いた感じだ。

孫は喜んで
習ったばかりの曲を

ポロポロと弾いていた。

安いピアノといっても
ピアノだ。

そんな高いものを
買ってもらったのに、

役に立てず
親に申し訳ない思いが、

ずっとしていたけれど、
なんだかホッとした。

買った母にして見たら、
ひ孫の代で日の目を見たことになる。

あー断捨離しないで良かった!

別に、
ピアニストになるわけではないが、

ピアノが弾ける男の子も素敵だし、
嬉しい時悲しい時、

ピアノが弾けるって
きっと、

素晴らしい時間になると思うので、
むばあばも、嬉しい。

というより、
ほんと、肩の荷が下りた感じだ。

お分かりだろうか、
この気持ち。

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