日刊せみなりーBLOG

鉄のマチ室蘭

更新日:2018/07/17

連休明けの本日は、
一本気Oさん、はにかみRさんと、

網走打ち合わせの旅だ。
もち、日帰り。

なので、
ほとんどドライブ状態で、

大事なコミュニケーションの
時間だ。

はにかみRさんも一本気Oさんも、
室工大出身で、

私も
室蘭看護学校出身だから、

話は自然に
室蘭のこと、

室工大のコトになり、
『室蘭の魅力は、

やっぱり鉄だよね。
あの古い鉄の工場が、

室蘭の魅力になている。
と思うの。』

と、言えば、
一本気Oさんも頷き、

言った。

『新日鉄が室蘭に来たのは、
室工大があったからなんです。』

え?そうなの?
そんな昔から、室工大って、あったの?

意外だった。

一本気Oさんは、
『そうです。古いんです。

もっとも、
その当時は北大の分室でしたが。』

ひゃああ
そちらも驚き。

『新日鉄釜石も
東北大学の金属があったから、

釜石に出来ました。』

へえ、なるほどねえ。

室蘭に3年間いたけれど、
新日鉄も日鋼も、

ただ鉄を溶かして
なにかを作っている程度にしか、

思っていなかったけれど、
それには、難しい技術が必要で、

大学との連携が不可欠
なので、

その大学の近くに工場を作った。
ということか。

びっくりである。
ただ鉄を溶かせば良いというものでは、

ないらしい。
因みに、

原子力発電所で使う、
大きな釜みたいなものは、

作るのが難しく
その技術を工大はもっているという。

私が、
サークルで室工大に通っていた頃は、

室蘭は最盛期だったけれど、
室工大は土木、電子が人気で、

建築は
憧れ的印象だったが、

金属は、地味な科だったと
記憶している。

でも、
実際は、

室工大の
歴史的存在だったのか。

室工大はなぜ室蘭に出来たのか?
ではなく、

新日鉄日鋼は
なぜ室蘭なのか?

だったのだ。

やっぱり
室蘭の宝は、

鉄なのだ。
室蘭の看護学校に入り、

寮に泊まった初日、
朝焼けは、

工場の煙の中で、
真っ赤なまん丸だった。

その赤いお月様みたいな姿を、
私は今でも覚えている。

鉄の街に、
私は来たのだ。

と、
看護婦寮の窓から、

太陽を見つめた。

今も昔も
鉄のマチ室蘭。

いいんじゃない!
と、

なんだか
誇らしくなった。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみ

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