日刊せみなりーBLOG

地震の中で?

更新日:2018/09/09

平穏な日曜日の朝は、
夫婦でラジオ体操から始まった。

まずは、
日常に戻るのが大切。

私は、
台風の昼から体調を崩していたので、

ラジオ体操は、
5日ぶり。

を、
言い訳にするわけではないが、

いやああ、
びっくり!

体が、

曲がらず、
伸びず、

飛び跳ねず。
なんじゃあ!

と、
夫を見れば、

『あら、私よりひどいね。』
で、夫は、

私の飛び跳ねを見て、
『なんだ〜お前のそれ』

と、
お互いをけなし合ういつもの風景。

あー幸せだ。

昨夜は
余震情報が流れていたので

心配したが
落ち着いた模様。

とはいえ、
私はぐっすり眠った。

明日からは
暑寒別の現場組が

動き出す予定だ。
地震で、

現場の途中で引き上げてきたから。
ハリマオウN社長も行くことになり、

昨日、
ハイエースに軽油も満タンにした。

私は心配性だから、
ねえ、行くの?

と、
ハリマオウN社長に何度も聞いたが、

『大丈夫だ』
との返事。

そりゃあ、
暑寒別は震源から遠いし、

ガソリンも満タンだし
宿も取ったし、

でもさあ。
と、言って気がついた。

残される私が不安なのだねえ。

ふと思った。
超大昔、

洞穴で生活をしていた頃、
子どもと老人と待つ身だった女性たちは、

夫や男たちが
戻ってこれないかもしれない不安と

常に戦いつつ、
万が一は、

女手一つで
子どもと老人を守らなければ!

と、
思っていたに違いない。

でも、
ずーっと身構えていたら、

身が持たないから、
女性は日々を生きるコトで、

不安から逃れていたのでは
ないだろうか。

そして、
本当に男たちが戻らなければ、

何が何でも
子どもの命は繋ぐ。

そんな気丈さを
女たちは、

秘めていた。

明日から現場に行くのなら、
旅費の準備をせねばと思う。

太古の時代、
嵐の後、

食べ物を調達しに森に向かう男たちを、
女たちは、

今の私と同じ気持ちで
送り出したのかも知れない。

いや、
もっと不安だったろう。

通信手段は
ほぼないに近いのだから。

女性が持つ開き直りの力、
いざとなった時のクソ度胸、

どんな時も
まずは食事の準備をする力、

そして、
一番大変な時は

日々を生きるコトに徹して、
笑って子どもを抱きしめる。力は、

きっと、
その太古の時代から

女性の遺伝子に
組み込まれているに違いない。

さてさて、
明日から事務所の仕事は

残業なしだ。
節電は重要課題だから。

と、
守りの姿勢の私である。

お節介お達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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