日刊せみなりーBLOG

ポジティブ風ネガティヴ?

更新日:2018/11/16

私がまだ、
看護学校の学生だった頃、

本音をいうか、
否かで、

友人と議論になったことが
あった。

私はもちろん、
本音派。

自慢じゃないが
本音が足をつけて歩いている。

と言っても、良いくらいだ。

友人は、
言わない派。

本音で話したら、
喧嘩になるだけだから。

と言うのが
彼女の言い分。

それに対して私は、
『本音でぶつからないと、

伝わらないじゃん』
が、言い分だった。

時は流れ、
私の本音派は、

時として
ハレーションを起こしたり、

場合によっては
上司が机を叩いて怒ったり、

したが、
変わることはなかった。

だから、
会社でも、

すぐ本音!だが、
近頃学んだのが、

本音の中に、

どうしていこう!
がないと、

ポジティブ風ネガティヴ
に、

なってしまうのだ。
なんのこっちゃ

だが、
ポジティブ風ネガティヴというのは、

本音のみで終わる時。

そして、
もう一つ、

どうしたいかを
言っているつもりで、

伝わっていない時だ。

今は
偉そうに、

『部下に教えるより
自分でやる方が速いけど、

それでは、
集団としての進歩がないでしょ』

なんて言っているけれど、
看護婦時代は、

かなりのものを
自分でやっていた気がする。

私は、
30代前半、

ほとんど新人看護婦さん!
みたいな新病棟で

主任をしていたことがあった。

1年間で48名も亡くなるような病棟で、

それはそれは、
大変だったけれど、

新人ナースの落とした仕事を
私は拾って歩き、

患者さんに
迷惑が行かないように、

毎日深夜まで
仕事をしていた。

若い部下たちは可愛くて
仕事は楽しかったけれど、

私は体を壊して
看護婦を辞めた。

私は、
本音でぶつかる派だから、

総婦長さんたちには
実情を話していたつもりだったが、

今思うに、
病棟の実情は、

上には伝わって
いなかったのだと思う。

多分、私が言っていた言葉は、
上司には愚痴に聞こえていたのだろう。

おまけに、
私が落し物を拾っていたから、

大きな問題も起きず、
強いて言えば、

残業が多すぎる。
くらいな感じだろう。

本音は、
より具体的に

事実を伝えるとともに、
どうしたいかも、

伝えないと
伝わらないのだ。

と、
今、気がついた。

そして、

ネガティヴ本音を
ポジティブ具体案に

変えさせる力を
上司は持たなければ、

ダメなのねえ。
と、反省である。

本音は、
改善につながってこその

本音である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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