日刊せみなりーBLOG

灯りされど灯り

更新日:2018/11/23

うーん、
口ばかりだわね、私。

と、
思った昨日。

何がって、
日頃は、

明るくしすぎてるわ!札幌!
地震の時だけ、節電じゃあダメよ!

限りあるエネルギーなんだから、
明るいのもホドホドで結構!

と、
言っている私なのだが。

三連休前日の昨日、
ねあかのT君、カッコマンH君、

と、私は、
釧路で打ち合わせの後、

中標津で仕事しての
日帰りドライブ

をした。
いつもなら、

宿泊をする日程なのだが、
今日から連休だから、

ちょっと大変でも
帰りたい。

ので、
全行程830キロ道東の旅。

だったのだが、
釧路を出たのが、

2時前、
中標津に入った時は

すでに
日暮れの感じだった。

日本の中でも、
かなり東に位置する町だから、

とにかく、
今の時期の日暮れは早く、

4時半で真っ暗。

『こんな夜更けに
ご挨拶に伺っていいの?』

みたいな感覚になる程だ。
で、気がついた。

『あのさあ、
住宅街だけど、暗すぎない?』

何が違うのかはわからないけれど、
住宅街も真っ暗なのだ。

『街灯の本数が
札幌より少ないんじゃない?』

と、言いつつ、
観察する。

確かに、
本数だけでなく、

明るさも、
抑えられている気がする。

夕方5時半、
無事すべての挨拶回りを終了し、

さあ、帰りますよ!

と、
国道に出たが、

『なんかさあ、
国道も札幌より暗くない?』

もちろん、
周りの灯りが全く違うが、

中標津の街中でさえ、
うーん。

やっぱり
暗い気がする。

もちろん、
酪農地帯は真っ暗。

遠くに
ボンヤリと、

牛舎と住宅の灯りが見えるのみだ。
それはわかる、暗いのは。

でも、
中標津は大きな街で、

住宅街は整っており、
新しい立派な家が沢山建っている。

なのに、
何で道が暗いのだろう。

と、
どうでもいいようなことを

考えつつ、
3人は行きとは違い、

静かな復路となった。
で、

札幌に入った途端、

『ほら!やっぱり明るいじゃん!』

時間はかなり遅く、
車も減っているが、

国道は
あっかるい!街灯ズラリ!

あー私、
こんな札幌に慣れちゃったのね。

明るくないと
寂しくなっちゃう!

と、
運転中のカッコマンH君に、

大きな声で
呼びかける。

数時間前の
中標津やその他の地域の明るさと

札幌市内の明るさは
全く違うのだ。

ふと
思った。

国道の街灯の電気代は
誰が払っているのだろうか。

道道の街灯の電気代は
誰が払っているのだろうか。

もし、
国や道が払っているのなら、

札幌だけが明るいのは、
不公平ではないか。

地方だって、
明るくしたいでしょ。

もしや、
各市町村が払うのかしら。

今まで、
考えても見なかったけれど、

都会に住むと当たり前の明るさが
地方に行くとないというのは。。

と、
思って気がついた。

地方の方々は、

札幌の明るさを
何と思っているのだろうか。

あのブラックアウトの日、
全道に節電は呼びかけられたが、

地方の方々は
すでに充分、節電をされていた。

気づくのが遅い私である。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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