日刊せみなりーBLOG

老眼鏡に思う

更新日:2018/12/19

不便だ。
何がって、目が。

私は7年前、
生まれて初めてメガネ人生になった。

弱い近視だったが
年とともにそれも進み、

老眼もそれなりになり、
ぼやけた視力のままで生活すると、

頭もぼやける。
と聞いて慌ててメガネを作り、

それ以来メガネ人間で
不自由なく暮らしていた。

近視と老眼の遠近両用で
乱視も入っていたが、

まっこと
見えやすく、

メガネがあれば、
老眼なんて怖くない!

だったのだが、
7年も経てば老眼も進み、

新聞は読みにくくなったわ。
と思っていたら、

メガネが壊れたので、
よし!見えるメガネを作ろう!

と、
新品を調達し、

メガネ屋さんから
道路に出たら、

あれ?
なんだか背が高くなったように感じる。

あれ、
道路が変だわ。

と、
めちゃくちゃ歩きにくい。

そしてそれが
メガネのせいだと、

家に着く頃
気がついた。

階段が
幅広に見えたのだ。

メガネ屋さんの名誉のために言うが、
これは老眼鏡をかけて歩くと、

当たり前のことらしい。
やれやれだが、

仕事はとてもしやすくなった。
が、

危ない。

仕方なく
読む!書く!仕事する!

の時のみ、
メガネをかけるようにしたのだが、

これが不便なのだ。

スーパーで買い物をするとき、
メガネをかけて歩くと宙を浮いた感じになるし、

かけないと、
商品の字が読めない。

お金を現金で払うときは
メガネがないと財布の中が見えず、

小銭を探せない。
で、メガネをかけて、

そのまま外に出ると、
段差が危ない。

やれやれ。
だが、

迷った挙句、
やっぱり必要な時にかけて、

移動時は、
メガネなしで過ごすことにした。

何よりも、

つまずいて転ぶこと、
階段から落ちること、

が、
不安な年齢だからだ。

なのだが、
不安がもう一つ、

メガネをかけていない時間が増えると、
私の視界は、

ボヤけたままだ。
と言うことは、

脳もボヤけたままか。

ただでさえ、

あら?そうだった?、
あら、もう渡していたっけ?

などなど、
頭のぼやけが顕著なのに、

絶対、
メガネケースを置き忘れ、

メガネそのものも
探し出すに違いない。

なんともまあ、
老化とは不便なことよ。

ちなみに、
極度の近視で、

メガネをずっとかけている夫は、
老眼になりにくいらしく、

細かい字が読みにくい時は、
メガネを外すと読めるらしい。

なるほどねえ、
人生いろんなことが、

辻褄があうように
なっているのねえ。

と、
メガネをかけながら、

これを書いている。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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