日刊せみなりーBLOG

されどにしん漬け

更新日:2018/12/21

社員から、
大好物のにしん漬けを貰った。

もちろん手作りである。

作ったのは、
ねあかのT君。

ギリギリ20代の男性社員だ。
なんでも、おばあちゃん直伝で、

結構前から
作っていたらしい。

一緒に出張し、
私の大好物だと知って、

持って来てくれたのだ。
まさか、

男性社員から貰えるなんて!
で、

早速昨夜から頂いているが、
これが美味しい!

大根、人参、キャベツに
生姜、そして、

細切り昆布も入っている。
私好みにしっかり漬かっている。

ご飯のおかずは
これだけで満足だった。

私は、
自分がにしん漬けが好きだと気がついたのは、

看護学生の時だ。
その当時、

学校があった室蘭には
中央町と言うアーケード街があり、

その中に市場があった。
斜面に建っていて、

上の商店は中央町に
面しており、

下の商店は
アーケードに面していると言う二階建て。

で、
市場の中には、

八百屋も魚屋もあったが、
冬になるとにしん漬けが

いろんな店で売っていた。
それぞれの店の

手作りだった。
私は、一人暮らしをしており、

にしん漬けは、
高くて中々買えなかったが、

看護婦の国家試験の勉強の時は、
おかずは何も買わず、

毎日、
にしん漬けを500円分買って、

それのみを食べていた記憶がある。
野菜も豊富だし、

発酵食品だし、
にしんでタンパク質もあるし、

少々塩分の取りすぎだが、
若かったので問題はなかった。

それにしても、
よく食べたものだ。

今の500円より価値は高かったから、
すごい金額をにしん漬けに

つぎ込んだことになる。

結婚しても、
美味しいにしん漬けを探し求めて

買い続けている。
が、

漬けたことはない。

何度も友人に誘われたが、
口だけで、

自ら漬けよう!
と言う気にはならない。

本当に好きなら、
漬けようと思うでしょう?

と言われるが、
それは思わないのだ。

漬物ほど、
手作りと商品と

味が全く違うものはないが、
手作りをもらって食べるのが、

一番好きだと言う、
ものぐさである。

それにしても、
ねあかのT君はすごいなあ。

仕事は忙しいし、
よくぞ、作った!

どんなことも、
忙しいは、理由にならないのだねえ。

と、
今日もにしん漬け三昧である。

あー幸せ!

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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