日刊せみなりーBLOG

我が身を振り返り

更新日:2018/12/23

平成最後の天皇誕生日、
来年は、休日ではなくなるので、

クリスマス前の
連休も今年で終わりだろうか。

もっとも、
我が家では普通の連休で、

本日は、
いつもの如く、

私の母をマンションに訪ね、
一緒に、真駒内の六花亭に行った。

六花亭は
北海道を代表する銘菓だが、

建物が皆センス良く、
真駒内にある六花亭も、

心地よいので、
母を連れ、

真駒内に住む娘やうちの孫も連れて、
日曜日には、

その喫茶室によく行く。
寒くなって、

お客様は減り気味だが、
それでも、

夫婦連れや家族連れが
いっぱいだ。

私たちは、
いつものように、

コーヒーとケーキを頼む。

母は、
ホットケーキを頼んでいた。

六花亭は
お菓子も美味しいけれど、

店員さんの対応が
すこぶる良い。

若い方達ではないが
体も動くし、

お客様の立場になって、
サービスが行われる感じだ。

これができそうで
できないのだ。

私は看護婦時代、
『患者から学ぶ看護』

という理念の元、
仕事をしていたが、

全く意味が分からず、
『患者さんの立場になって考えなさい』

と、
先輩や婦長さんに言われたが、

そもそもが、
立場が違うんだから、

どうすればいいの?状態だった。

その意味がわかったのは、
看護婦を辞めて、

本当に患者の立場になった時だ。
看護婦時代は、

たとえ患者になっても、
看護婦の気持ちがわかりすぎて、

逆に患者になりきれなかった。
看護婦を辞めてもしばらくは、

やっぱり、
看護婦さんはこう思うのではないか。

今頼んだら、
いそがしいのではないかしら?

など、
余計な心配ばかりで

患者の立場になりきれず、
病院に行くと逆に疲れたりした。

それも流石になくなったのは
ここ10年くらいだから、

なんというか、
自分と逆の立場になって考えるとは、

本当に難しいと思う。

のに、
六花亭で働く方々は

大したものだと
思う。

本日は、
夕方になると

六花亭の喫茶室のテーブルに
キャンドルが置かれた。

『クリスマス期間、
キャンドルになって、

照明が消えます。
すみません。

足元に気をつけて下さい。』
年配の店員さんが、

母を気遣って言ってくれた。

これは
マニュアルではない気遣いだ。

すごいなあ。

私は時々、
今看護婦に戻ったら、

患者の立場で
看護が出来るような気がするが、

そう簡単ではなく、
よほど自分の中に信念がなかったら、

忙しさに気遣いを
忘れるようにも思う。

どんな仕事でも
お客様はおられ、

どんな気遣いができるかは、
仕事の基本とも思われ、

あーいくつになっても、
本物になっていないなあ。

と、
自分を振り返った六花亭だった。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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