日刊せみなりーBLOG

挑戦の年!

更新日:2019/01/26

今日は、
所用で街に出た。

歌のレッスンだ。

『奥歯の上に音を乗せて!』
『ひゃー!という感じで声を出して!』

などなど、
めぐみ先生の抽象的かつ独創的な指導で、

なぜか
声が出る。

『声が奥に引っ込んじゃうので、
前に前に!』

根が出不精なのか、
引っ込み思案なのか、

声が奥や下に行っちゃうのだ。
変だなあ。

発声練習やら
歌やらを歌い、

1時間ひゃー!と声を出し、
最後は、気にせず歌って!

と、
気分良く練習は終了した。

一月に一回通うのがやっとだが、
こちらの教室は、

曜日も時間も
毎回選べるのがいい。

平日に通うのは難しいが、
土日もこれまた難しく、

今まで習い物をしたことがなかったが、
これなら続きそうだ。

6月には発表会もあると言う。
以前の私なら、

いやあ
いいですー

と言ったと思うが、
今回は出ることにした。

習い始めて
一年も経っていないのだから、

声も出ないし
音も外れるだろうが、

やってみようと思った。
それは多分に6歳の孫の影響がある。

その5番孫は、
ピアノを習い出して間もないのに、

去年の秋、発表会に出た。

男の子だが、
一張羅の服を着て、

サンプラザの舞台に上がり、
グランドピアノで

聖者の行進を弾いた。
カワイ音楽教室なので、

次から次と発表者が上がるが、
本人たちにとっては、

一人だけの舞台だ。
多分、教室の方針なのだろう、

間違ったら、
少し戻って間違わなくなるまで弾き直す。

5番孫は
一箇所だけ3回弾き直し、

無事、終わった。
孫は、

得意満面の
嬉しそうな顔で舞台から降りてきた。

私はすごいと思った。
孫だけでなく、

参加した全ての子供たちに言えることだが、
これは大人になっても絶対生きる経験だ。

で、
その時思ったのだ。

もし、
歌の発表会があったら、

しのごの言わずに、
参加しようと。

でも、
心の奥では、

発表会、なさそうで良かった。
と思っていたのだが、

今年に入ってすぐ、
6月に発表会があることを知った。

誰も私の決意は知らないんだから、
出ないかな。

と言う
ずるい心が頭をもたげたが、

5番孫の姿が浮かび、
『参加します!』と、

声に出た。
先生は、

『無理しなくても良いですよ』
と言ってくれたが、

大丈夫です!
やってみます!

元気に答えた。
何事も経験だ。

孫のように
間違っても歌い続け、

満面の笑みで
舞台から降りたいと思う。

声を奥歯の上に乗せ、
ひゃー!と言う声で、

練習は続く。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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