住吉大社をお参りした。

私は、
会議で昨日から大阪に来ているのだが、

この会議に参加するのは
今回で最後、

ならば、
会場の近くで良いところはないか？

と、
ネットで物色していたら、

住吉大社が現れた。

なになに？
全国の住吉神社の総本山？

神社に総本山という言い方が
あるのかは知らないが、

とにかく
大元締めらしい。

よし！
神社は朝だ！

と、
今朝、

早起きして、
天王寺からチンチン電車に乗って行ったのだ。

人間の記憶とか
視界なんてあてにならないものだ。

私はその会議で
何度も大阪天王寺を訪れ、

あのあべのハルカスに
何度も行き、

お散歩もしていたのに、

まさか
大阪にチンチン電車があるとは知らず、

それも、
あべのハルカスの横から出ている。

人間、
見たいものしか

見えていないのね。
は、さておき、

途中なぜか路面電車から
鉄道線路に変わり、

再び路面電車になる阪堺電気軌道、
でも、完全にちんちん電車で、

とても懐かしいレトロな車両もあり、
びっくり。

しながら、
住吉大社についた。

真っ赤な太鼓橋は、

登れるのか？
降りられるのか？

と、思うほど
まん丸に近い橋だが、

階段風に
少しだけ歩きやすくしてくれていて、

とにかく
神社の中に入ることができた。

のだが、
事前に調べたホームページで

お社が
たくさんあるのは知っていたが、

びっくりするほど多い。
中には重要文化財もあり、

ひやー！
で、

そのどれが本社？かわからない。
要は、

ひとつだけ立派！
というものがないのだ。

そして、
御神木もたくさんあり、

心が
清々しくなるのがわかるほどなのだが、

なんというか
明るい。

一言でいうと
庶民的。

神様が近い感じだ。

道順もわからない。
なになに？どう回ればいいの？

適当なところで
お参りをやめて帰ろうと思ったが、

お掃除をしていらした奥様に聞いてみた。
どう回ればいいのですか？

その奥様のお話から
道順はなく、

子宝から、
商売繁盛など

様々な神様がたくさんいらして
どの神様も親切らしい。

大阪場所の相撲の稽古も
しているというので、

ならば
もう少しと歩いてみた。

残念ながら
朝稽古は終わり、

若いお相撲さんが
掃除をしているところだったが、

その向かい側の小さなお社が
気になって行ってみた。

近所の方だろうか、
大きな声で家族の名前を一人一人あげ、

お護りください！
と拝んでいた。

よし！と思ったが、
人数が多すぎるので、

『中野芳に関わる全ての人』にした。
これで大丈夫。

お社の後ろに回ると
赤ちゃんを抱いた優しい神様が祀られていた。

安産と子孫繁栄の神様らしい。

改めて、
我が家の子孫繁栄のお礼と、

社員たちの子孫が繁栄し
会社が幸せな声で満ちるようにお願いをした。

この後、

同じ字数がいるほどの
神様の数とお会いし、

商売発達をお願いし、
早朝の住吉大社を後にしたが、

大阪が商売の町だから
住吉大社があるのではなく、

住吉大社があるから
商売の町になったのだと確信した朝だった。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。