日刊せみなりーBLOG

超マジメ♩

更新日:2019/03/08

7年前の5月、
私は小樽にNPO法人をつくった。

その名は、
小樽民家再生プロジェクト。

小樽の古い建物を使いたい人と
所有者をマッチングさせるNPO法人だ。

高度経済成長期は、
国の政策に沿ってマチづくりが行われ、

経済も潤っていたけれど、

時代は、
【民】主体型に変わり、

国も自治体も
援助する側なった。

そんな時、
小樽の古い建物の中から小樽を見て、

わ!
宝の山だ!

と、
思ったのだ。

それでバタバタと動き、
ほとんど知らない人たちで、

NPOを作ったのだ。
うちの仕事からすると、

少し路線が違うというか、
向こう側というか、

そんな感じに見えるが
マチづくりを考えるという点では一緒だ。

そして、
仲間たちの右往左往の活動は

少しずつ陽の目を見出し、
昨年は、

まちづくり法人国土交通大臣賞審査委員長賞
も頂いた。

また、
小樽市民の皆さんの関心も高まり、

今や
小樽の至る所で、

古い建物の利活用を進めるシンポジュウムが
開かれている。

すごい!
と思う一方で、

古い建物は
毎日のように壊されていき、

小樽が持つ独特の風情が
なくなりつつある。

あー
焦っちゃう。

と、思っていたら、
以前から興味を持っていた尾道の

NPO法人の名前を知る機会が
あった。

こちらは、
もうすごーく有名で

斜陽の尾道を
陽のあたる尾道に変えたNPOだ。

代表はまだ若い女性だ。

会ってみたいと思った。
で、

電話をした。
そして、

4月の連休前に
訪れることにした。

事業売り上げ7200万円、
専従者も雇用し、

マチの皆さんと共に
尾道を盛り上げている。

一日、
お話だけでなく、

尾道の案内も
してもらうことにした。

小樽の活動も
大きく羽ばたく時期である。

補償の仕事とは別の視点で
まちづくりに関わることは、

未来につながると思うのだ。

尾道は初めて行くので
広島に泊まってJRで行くことにした。

が、
ところで、

尾道ってどこ?
と、調べたら、

なんと!岡山の方が近いの?!
あっちゃー

安いパックだから
変更は効かない。

仕方なし。
と、何気にネットで調べたら、

尾道駅は
建て替えが行われたばかりだった。

そうなの!
これは、

NPO法人尾道空き家再生プロジェクトの
成果でしょう!

素晴らしい。

駅を建て替えるほど
観光客が増えたのね。

古い建物は
そこで暮らした人々の魂の結晶だ。

その建物が
未来に向かって使われるのなら、

過去をいきた人たちは
どれほど嬉しいだろう。

さて、さて、
小樽の民家再生のスピードを上げて、

北海道の
新しいマチづくりのロールモデル作りに

再挑戦である。

お節介の達人
マチづくりご相談承り役 中野むつみでした。

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