日刊せみなりーBLOG

休みの考察?

更新日:2019/05/05

改めて
人は人との間で生きているのだなあ

と感じたこの連休。

連休前に訪れた尾道では、
一人の女性の情熱が、

同じ志をもつ若者を呼び、
古い空き家が、

マチの宝となって生き返ったさまを
見た。

その女性は、

組織を作るつもりはなかったのに、
気がつくと

とんでもない大きなNPOになっていた。
と、言った。

人は人を呼ぶのだ。

連休始めは、
母の住宅型有料高齢者施設の

片付けだった。
介護棟に移るため、

大きなテーブルや椅子、
冷蔵庫からFAX、電子レンジなどを

業者に頼んで処分をした。
初めての家具処分だったが、

知り合いの
整理収納アドバイザー桑島さんの紹介で、

とても良い業者さんに
出会うことができた。

家具などの一部を
インドネシアに運び、

あちらで売るらしい。
お陰で、

捨てるには惜しいテーブルや
額が使ってもらえる事になった。

これで
廃棄料もお安くなり、

思い出も生き返る。
桑島さんと出会えて良かった!

と、
思った。

連休後半は
母を連れての岡山の旅。

94歳の母は、
若い人の力を借りて、

山のてっぺんのお墓に、
車椅子で行くことができた。

お墓の中に私はいません。
あなたといつも一緒です。

という歌があるけれど、
やっぱり、

親兄弟親族が眠るお墓を
お参りするのは、

歳を
とればとるほど、

意味があるようだ。
お墓に眠る私の祖先と、

車椅子を持ち上げてくれた
親族たちに、

感謝と親近感とを感じ、
良い時間を過ごすことができた。

岡山から帰ってきた母は、
介護棟の介護士さんを見ると

ほっとしたようだった。
いつも、

優しく介護されているようで
嬉しかった。

私が昔、
看護婦の道を選んだのは、

大した意味はなかったと
思っていたが、

これだけは
本当にあったと思うのは、

人との繋がりがある仕事を
したかった。

ことだと、
思う。

看護婦を辞めて、
うちの会社入った時、

正直言って
どんな仕事かわからなかったけれど、

調査する対象物は
当たり前にモノだけれど、

そこに必ず人がいる。
精神的補償はないけれど、

所有者と調査をする人、
そして起業者の心が一つになることが、

とても大切な仕事なのだと、
わかったから、

今まで
一生懸命仕事ができたのだなあ、

と、思う。

そして、
一番身近な大切な人たちは家族だ。

思うに、
家族を大切に思えない人が、

他人を大切にはできないのでは
ないだろうか。

尾道も
家族の匂いがプンプンしたし、

我が家も楽しい家族時間を
過ごすことができた。

子どもがいない人はいても
親がいない人はいないし。

若い時は
考えもしなかった家族や親のこと。

やっと
少しわかるようになったようだ。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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