日刊せみなりーBLOG

神様こんにちは!

更新日:2019/09/12

神主の孫のせいか、
神社に惹かれる。

のに、
札幌は南区の川沿に住んで47年にて、

初めて藻岩神社を
お参りをした。

私の父方の家系は
祖父母ともに能登の神社の家系らしい。

らしいというのは、
昔教えてもらった時は

全く興味がなく、
ふーん。程の感じだった。

祖父は長男ではなかったので、
養子に出され、そこが樺太の黒住教の神社だった。

までは知っている。
敗戦で樺太を引き揚げてからは、

祖父は時折、
アルバイトのように神主をしていたが、

父は引き揚げと同時に
どうゆう繋がりかはわからないけれど、

道庁に勤め、
53歳で当社を起業した。

父は神主の資格もあったらしく、
後年は装束も手に入れ、

亡くなった時は
その装束をまとった。

不思議なのは
父も祖父も、

神社に行ってお参りは日常だったけれど、
玉串料をあげて、

神主さんに
祝詞をあげてもらうことはなかった。

もちろん、
自分でも祝詞をあげるわけだから、

必要なかったのか、
何か深い感情があったような気がする。

私は、
パンパン柏手は日常で、

神様は身近にいた感じだった。

それなのに、
地元の神社にお参りをしたことがなかったのだ。

先週の日曜日は
藻岩神社の豊穣祭で白い旗がいくつも上がっていた。

カッコマンH君は
その神輿を担ぐ役目も果たしていたが、

今まで気になっていたことを
カッコマンH君に聞いてみた。

ねえ、
川沿にある神社は川沿神社で、

藻岩神社は
別のところにあるんだよね。

カッコマンH君は、

『あそこが藻岩神社ですよ。
あそこから神輿が出ます』

と言った。
よくわからないけれど、

急に興味が湧いてきて、
ググってみたら、

藻岩神社は由緒があり、
猿田彦の神様がいて、

全国でも珍しい神様らしい。
おまけにパワースポットだという。

猿田彦様は、
繋ぐ神様と言われていた。

我が家と藻岩神社は
目と鼻の先。

歩いて2分?そんな感じだった。

なんだか急に行ってみたくなり、
本日、雨の合間を見てお参りをして見ることにした。

本当に我が家から2分。
住宅街の奥に静かな森があり、

鳥居をくぐり
階段を上ると小さなお社があった。

お賽銭をいれ、鈴を鳴らして
2礼2拍手1礼をした。

思いのほか
森は深かった。

振り返ると
川沿の街が見えた。

樹々が大きくて見えにくかったが
うちの会社の屋根が見えた。

お社からまっすぐだった。

父は藻岩神社にお参りをしたことが
あったのだろうか。

というより
存在を知っていたのだろうか。

よくわからないけれど、
なんだか土地の神様に守られている気がした。

会社の場所として
少々田舎すぎて不満足だったけれど、

今の場所から動かないでおこうと
思った。

お節介の神様
マチづくりのご相談承り役中野むつみでした。

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