日刊せみなりーBLOG

お米の値段

更新日:2019/09/22

令和元年、新米が届いた。
もちろん、

先に逝った愛する家族にも供えた。

ピカピカの
ゆめぴりかだ。

我が家の米蔵は
赤井川村の石川農園。

伊勢神宮の
奉納米も作っている。

石川農園の石川君は
カッコマンH君の専門学校の同級生で、

彼は測量士だったが、
今は赤井川村に戻り、

農家を継いでいる。
お父さんが作ったお米も美味しかったようだが、

彼がお米づくりを担当するようになると、
色々工夫し、

毎年米の味は明らかに上がっている。

我が家は
色々試した結果、

ゆめぴりかが一番口に合うようで、
ここ数年、

ずうううううううっと
ゆめぴりかだったが、

今回、
お米と一緒に入ってきたお便りで、

どうして
ゆめぴりかが一番口に合うかが

わかった。
ゆめぴりかの特徴は、

『もっちりとした食感で、
味が濃いおかずに合います。』

と、あった。
そりゃあ、我が家の好みになるはずだわ。

こーいっちゃあなんですが、
我が家は減塩とは無縁の生活。

ただし、
その分、使う塩は選ぶ。

ミネラルたっぷりの
自然塩だ。

で、
その塩をつけて

塩おむすびを作ったら、
いくつだって食べられる。

冷めても、
もっちり感は失われず、

米の甘みも増して
美味しい。

今年の新米は
例年より水が引かず、

かなり
水の量を減らして炊いている。

炊きたても、
冷めても、

お米はピカピカだ。
本当にありがとう!である。

私はパンも好きだけれど、
この新米の塩おむすびに勝るパンは

ないと思っている。
やっぱり、

日本人なのかな。
昨夜は、

その新米とお刺身だった。
夫は、

お刺身には、
白ごはんが一番と言う。

うちの父もそうだった。
父はお酒をこよなく愛し、

晩酌をしてから
締めにご飯だったけれど、

おかずがお刺身の時は
炊きたてご飯に刺身を乗せて、

ふうふう言いながら
食べていたっけ。

それにしても、
思うのはお米の値段感覚。

家計簿をつけ出して
気がついたのだが、

主食で一番お安いのは、
お米だ。

お腹の持ち感からすると
パンが一番高いと思う。

なのに、
財布の紐は

お米に厳しい。
以前、

ローマ法王に米を送った男
だったか、

本の名前は不確かだが、
その著者で、

貧しかった農村から高級米を作って、
高齢の農業従事者の年収を引き上げ、

元気な農村に変えた方の話を聞いた。

その方が開発した高級米は
5キロ15000円。

それを
ローマ法王に送ったと言うのだが、

その方曰く、
『一膳150円ですよ』

たしかに、
一合で普通のお茶碗だと

三膳食べられるから、
そー言う計算になる。

ふーむ。
育ち盛りの子供がいる家庭はともかくとして、

夫婦二人なら、
15000円はちょっと高いとしても、

農家の皆さんの
労力に見合った金額でも

良いのかな。
なんて思いながら、

ピッカピッカの新米を
今日も研いでいる。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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