日刊せみなりーBLOG

男女の土俵

更新日:2019/09/24

うちの会社の女性比率は
30%だ。

年代は、
20、30、40、50、60代と

満遍なくいて、
女性の既婚率も高い。

元々、
役員に女性が常にいたので、

女性の雇用には
積極的だったが、

先日、
ふと気がついたのは、

以前は、
男性の土俵の上で

女性たちが
必死に働いていたけれど、

今は、
土俵が男女の土俵になったのだなあ。

と言うことだ。
え?どー言うこと?

だが、
昔、私が40そこそこで

うちの会社に入った時は
まだバブルの名残がしっかりあり、

社員たちは
ハリマオウN社長含めて、

力で押して働いていた。
だから、

女性の雇用も
『残業ができますか?』が、

必須条件だった。
もちろん、

男性もだけれど、
男性の場合、

残業ができるか否かは、
確認すらしなかった。

残業するのが
当たり前。みたいな感じだった。

それが
時代も変わり、

会社の中も変わり、
若い男性パパは、

家での位置付けも大きくなり、
残業が多い会社は

時間管理ができない会社。
と言う評価になり、

社員採用に苦慮する時代になった。

そーすると、
時間の中で、

仕事を
一生懸命頑張るママさん社員の空気が

大切になってきた。
ママさんパートのMさんやKさんだ。

時間で帰るが、
どーしようもない時は、

残ってくれるけれど
制限付きだ。

みんな、
力で押して仕事をするんじゃなくて、

頭で考えて
仕事をしよう!と、

空気が変わる。
で、

もう一つ、
力で押さなくなると、

会社の優しさができてきた。

昔は、
男女共、力で押して残業をし、

みんなで頑張ろう!
みたいな感じだったのが、

家庭も体も大事にしながら
良い仕事を納期まで仕上げようよ。的な、

空気に変わってきたのだ。

私はそれを、
会社という土俵が

男女の土俵に変わったと
感じたのだ。

女性管理職を何割!
とか、

色々目標を立てるけれど、
それは、

男性の土俵に女性が何人上がれるか、
みたいな感じなのだ。

だから、
アメリカでさえ、

女性には、
ガラスの天井が有ると言われている。

それが、
男女の土俵になると

ガラスの天井も
ガラスの壁も

なくなる。
私は気遣いU君を見ても、

ねあかのT君を見ても、
ガラスの天井は感じない。

ただし、
カッコマンH君より年上は

力で押して仕事をしてきたので、
男性の土俵独特のガラスの天井を

まだ持っている気がする。
もちろん、

むつみさんやハリマオウN社長もだ。

でも、
会社に色んなことがあり、

お客様のお力も借りながら、
少しずつ改善改良を繰り返していたら、

3割の女性と7割の男性が
いつのまにか、

男女の土俵を
作り始めている。ような気がするのだ。

男性の土俵の上に
5割の女性が上がっても、

新しい男女の土俵はできなくて、

やっぱり、
新しい土を男女で踏み固めるしか、

新しい男女の土俵はできないのでは?と、
うちの、

新しくできつつある土俵を見ながら
思っている。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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