日刊せみなりーBLOG

日曜日は、

更新日:2019/10/13

日曜日は、母親ディ。

私の母は、
94歳で真駒内のホームにいる。

週一回、
訪ねているが、

ホームの中にある喫茶コーナーで
コーヒーを飲んだり、

真駒内の
六花亭に行ったりする。

もちろん、
夫が付き合ってくれる。

真駒内の六花亭には
同じような方々が多くいらして、

今日は、
車椅子のお母さんを連れての方も

おられた。
母は毎回ホットケーキを食べる。

夫も
この時は、甘いものを必ず食べる。

今日は栗のパイを頼んだ。
このパイ、注文が入ってから焼くらしい。

大きめのお皿の真ん中に
大きすぎず小さすぎずの丸いパイ。

上にうっすらと
粉砂糖が降ってあり、

ナイフとフォークで頂くのだが、
なんともおしゃれだ。

この辺りが六花亭の
魅力だなあ。

と思っていたら、
夫が突然言った。

『目眩かと思ってびっくりしたら、
棚が揺れているのか。

飲み会が続いているから
具合が悪くなったのかと思った』

この六花亭の喫茶コーナーは、
間仕切り代わりに、

細いロープで木の棚を吊るし、

そこに花を生けた花器を置いてある。
その棚が微妙に揺れるのだ。

その揺れを見ていると
酔った気がする。

だから、
夫は、『ついに頭にきたか!』

と、
思ったのだ。

そういえば昔、
あれはいつの地震の時だったかな、

室蘭に赴任していた父が、
『車を運転してたら、地面が揺れ出して、

当たったかとびっくりして
車を降りたら、地面が本当に揺れていた』

と、
札幌にいる私たちに教えてくれた。

あたったとは、

北海道弁で、
脳梗塞や脳出血を起こすことを言う。

この言葉、
てっきり標準語かと思ったら、

方言だと知って
びっくりした。

とても
わかりやすい言葉だと思うのだけど。

夫は、
自分が病気じゃないと分かると

俄然元気になった。

母は、
ゆっくりとホットケーキを完食した。

食べるスピードが、
かなり遅くなったけれど、

バター付き出し、
栄養価が高いから、

完食することに
意義あり。だ。

今日もだが、
三女の息子二人がお供している。

4歳と7歳だから、
中々うるさい。

娘は教師で
今の時期、勝ち進んだ部活の顧問で

忙しいのだ。
我が家もうちの両親にどれほど娘たちを

育ててもらったか
わからない。

本当に感謝だ。
そのお返しが週一のホーム訪問で申し訳ないが、

お許しを!

孫たちは
それぞれに

ホットケーキやショートケーキを食べ、
ジジと一緒に先に車に行った。

母の食べるスピードでは
飽きてしまう。

たった1時間ちょっとのお出かけだったけれど、
母には良い気分転換になったようだ。

『また来週くるね』
というと、

笑って手を振ってくれた。

もうすぐ冬がやってくる。
雪が降ると六花亭には行けないなあ、

と、思った。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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