日刊せみなりーBLOG

もっとお安く美味しく!

更新日:2019/11/02

夫のせいに
するわけじゃあないけれど、

料理にうるさくない夫を持つと
妻の料理の腕は上がらない。

なので、
私の料理は

料理のうちに入らない。

ましてや、
魚をさばくなど、

もってのほかで
刺身さえ自分で切ることができない。

え?切るだけじゃん。
と、思うだろうが、

刺身は切り方で
旨さが変わる。

自分じゃあできないけれど、
理屈は知っているのだ。

だから割高でも、
綺麗に盛ってある刺身を買っていたが、

ある日、
魚屋さんで冊切りの魚を

刺身に切ってくれることを
知った。

やった!
ならば、割安でいっぱい食べられる。

で、
ふと魚屋の売り場を見たら、

生のすじこ、
というか、イクラにする前の腹子が

売っていて、
じっと見てたら、

魚屋のおじさんが、
『イクラにバラしてあげるよ。

つけるのだって難しくないよ。
醤油だけでいいんだ。

お酒なんて入れなくても
醤油が一番うまいんだ。

いっぺんに醤油を入れずに、
少なめにして一晩置いて、

次の日、味見をして、
足りなかったら足す。

それでいいんだよ。
家に帰ったら、イクラをザルにあけて

10分くらい水を切ったら
それで十分だから』

と、
いうので、

それではやってみるか、
と、

イクラにバラして貰って、
おじさんのいう通りにやってみた。

ら、
できた!それも美味しい!

すっかり嬉しくなって、
次の日、

またもう一腹買い、
同じにつくった。

ちなみに、
私も夫もイクラはそんなに好きではない。

ので、
瓶に詰めて凍らせ、

本州に住む長女と次女に送ろうと思ったが、
量が少なすぎるので、

そうだ!
母から教わったタラコの醤油漬けを作ろう!

と、
思いだち、

生協で古平のタラコを買い、
こちらは簡単に膜を外せるから、

母直伝の醤油とお酒と昆布だしをふりかけ、
一晩寝かせてタッパに入れて凍らせた。

イクラは瓶に入った醤油漬けを買うより
はるかに割安で作れた。

タラコも切子を買ったので
割安だったが、

小さめの段ボールに入れたら、
箱が空いたので、

冷凍の松尾ジンギスカンと
旭川の味付けホルモンを入れたら、

結局は
それ相当の金額になった。

が、
長女や次女の喜ぶ顔が浮かび、

私もほっぺが緩んだ。

これも、
魚屋のおじさんが

生筋子を
バラしてイクラにしてくれたおかげだ。

魚を触ることが苦手でも
プロがちょっと手を貸してくれたら、

美味しい魚や
手作りイクラを手にすることができる。

魚屋のおじさんに感謝。

そして、
イクラは好きだけれど

自分ではさわれない方、
魚屋さんのお力を借りましょう!

きっと
自分の家でイクラを美味しく作れるように

なること、
間違いなしである。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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