日刊せみなりーBLOG

変化はいつのまにか!なのだなあ

更新日:2020/03/29

世の中の変化は、
政治が変えるのではなく、

普通の人たちが
いつのまにか

変えていくんだなあ。
と、

近頃
とみに思う。

例えば、
以前は、

妻が
自分の仕事を辞めて、

夫を支えることが
普通であったが、

この頃見るのは、
夫が妻を支える役目を

するカップルだ。

妻が経営能力に長けていて、
夫も建築家として力があるけれど、

妻を支えることに
人生をかけている夫。

夫も料理人として腕が高いが、
それよりも

妻のパティシエの
力を伸ばし、

子育てを一緒にするために、
料理人の道を辞めた夫。

最初はびっくりしたが、

お互いの道を進むために、
別居をしている夫婦もいて、

うーん
そうなんだ。

と、
ちょっと考え込んだ。

要は、
自分がなにをして生きたいか、

なのだろうと
思う。

昔、
まだ私が40代の頃

当時、
80代だった男性が、

『旦那を置いて、
自分だけ海外に何ヶ月も

勉強に行くなんて、
そんな奥さんは信じられない』

と言った。
その男性は、

とても優しくて
民主的な考えを持つ方だったが、

こと夫婦のことになると、
夫婦は一緒にいて当たり前。

だった。
もちろん、世相もそうだった。

今は、
夫婦がそれぞれの仕事をして、

夫は札幌、
妻は東京のご夫婦も

いらっしゃる。
形はどうであれ、

住む場所がどうであれ、
お互いが自分の心に嘘がなければ、

それで良いのだなあ。
と、

感動していた私なのだが、
ならば、

もし妻が、

何かしらの仕事をしていたが、
夫の仕事を支えることの方が、

自分のしたいことだ!
と、

思ったら、
自分の仕事を辞めて

夫を支える方を選択しても
良いわけだ。

ところが、
ジェンダーがいい出されると、

夫が仕事を辞めて
妻を支えると賞賛されるのに、

妻が仕事を辞めて夫を支えると、
なにそれ!と、

言われることが
多いような気がする。

これもある意味、
男女差別だ。

もっとも私の場合、
夫を支えて生きることに

生き甲斐はなく、
好き勝手に生きて、

夫はさぞや
悩みが多いことだろう。

ましてや、
うちの会社は私の父が創業者で、

夫は私と結婚したばかりに、
まあ色々苦労しているわけで、

普通であれば、
どんな形であれ、

夫を支えることが
最優先のはずなのに、

あれもしたい
これもしたい

と、
私は走り回っている。

本当に申し訳ないが、
許して!の気分だ。

もっとも
夫はすでに諦めの境地だろうが。

自己弁護ではないが、

時代はすでに、
夫婦別姓はどうでもよくて、

色んな夫婦のあり方が
先行して出来上がってる感じだ。

せめて自分の感覚が、
あれ?そんな時代になってんの?

にならないように、
お互いを尊重しあえる夫婦を

前向きに目指したいと
思っている。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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