日刊せみなりーBLOG

小樽にて

更新日:2020/08/17

私が小樽のまちづくりに
ちょっとだけ、

関わらせて貰って
9年目になる。

私は、
感で生きているとこがあり、

勘ではなく、
第六感の感。で、

9年前のある時、
小樽の古い建物の二階から

外を見て、
『これは宝の山だ!』

と、
閃き、

小樽の古い建物の所有者と
その建物を利活用したい人を

結びつけるNPOをつくった。
仲間たちは、

知らない人がほとんど。
で、

ある人の紹介で
めちゃくちゃ小樽を愛している方と、

知り合い、
その人のことは

全く何も知らなかったけれど、
全く疑うこともなく、

その方と組んで
活動を展開した。

建物のマッチング事例は
十数件だが、

少なからず
小樽の方たちには、

知っていただける団体に
なった。

そして、
今年から、

小樽の旧寿原邸と言う
歴史的建造物の一般公開と

イベントを
小樽市から委託を受けて

催すことになった。
この建物は、

寿原さんが小樽市に
寄贈したのだ。

とても長い間、
誰も使っていなかったが、

仲間たちが
市民と共に掃除をし、

6月から土日祝日に
一般公開を行い、

で、

8月15日の
最初の来場者で、

なんと!
1000人になった。

コロナがあり、
色々気遣いをしながらの公開、

それでも、
来てくださった方たちは

旧寿原邸の佇まいの
素晴らしさに感動を

してくださり、
また、

小樽の方々にとって、
寿原邸は、

特別な存在であると共に
小樽の皆さんの暮らしの中に

溶け込んでいるのだと
言うこともわかった。

そして、

来場者が1000人を超えたら、
もっとたくさんの方に

来て欲しい!
と、欲が出て、

昨日は、
Facebookで、

丁度小樽を
散策していたIさんを見つけて、

『旧寿原邸に来てください!
私も受付にいます!』

と、お願いをしたら、
ご夫婦でいらしてくださった。

嬉しい!

もちろん、
寿原邸の素晴らしさを

感じて頂けた。
おかげで、

昨日の来場者は
66人になった。

ありがとうございますー
Iさん。

私は、
このNPOをつくってから、

それぞれのまちの歴史は
そのまちの、

重要な要素なのだと
わかった。

人間もまちも、
その歴史の中で

作られているもので、
その歴史は、

風土だけでなく、
マチに流れる【気】までも、

作り上げるのだと
小樽で感じている。

私は、どこのマチでも、

マチづくりは
上手くいくと思っている。

宝のないマチなど、
ないのだ。

ただ、
気がついていないだけ。

コロナ以降、
海外ではなく、

国内の身近なところの
宝探しが面白くなってきた。

わがまちは、
小樽にも引けを取らないぞー

と言う気概が、
まずは一番大事なような気がする。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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