社長ブログ:時にふれてBLOG

煩悩を抑えるために仏教を勉強

更新日:2021/08/17

お盆休みで、16日も社長勉強会が延期になったことで、また別の話を投稿します。

稲盛和夫さんの講話のなかには、心の多重構造・魂を磨く・三毒の話し・人間の実相等々、仏教の話しが出てきます。1983年51歳でのちの盛和塾を発足、翌年稲盛財団を設立し同時に国際賞「京都賞」を創設。1997年65歳で臨済宗妙心寺派円福寺にて在家得度しています。「心を高める」を追求していくと煩悩を抑えることに繋がります。私自身が仏教の三毒(貪欲・怒り・嫉妬)が強く、この煩悩を押さえ込まなければならず、この方面も勉強しようと思い立ちました。簡単に言えば、元塾長(稲盛和夫さん)の真似です。

最初に般若心経の読経と写経から始めています。262文字ですから暗唱が出来るようになり、姿勢を正しての写経に入っています。この過程で、般若心経をネットで調べていくとユーチュウブの「100分de名著」に出会いました。伊集院光と島津有里子の進行で佐々木閑花園大学文学部仏教学科教授が説明していました。それで今は、佐々木閑教授の「ブッダ100の言葉」「ブツダ真理の言葉」「ブッダ最後の言葉」など購入して読んでいます。

何故仏教かと言えば、仏教は他の宗教とは違い、神様みたいな絶対的存在を崇拝するのではなく、「自己の努力によって煩悩を断ちきり、それによって真の安らぎを得る」という教えです。仏陀の遺言の「自灯明、法灯明」に表される自分と仏陀の教えを拠り所とせよとのことです。

二つの教えの柱は、「すべての物事は移り変わり、永遠に変わらないものはない(諸行無常)」「この世のあらゆるものには、実体や本質=我がない(諸法無我)」である。般若心経は諸法無我に連なる「空」の教えを説いています。「とらわれず、執着せず、心を穏やかにすること」が苦からの解放です。現在科学に通ずる思想ですね。

我妻曰く「貴方の言動を見ていると、とても仏教を勉強して悟ろうとしては見えないわ」とグサリと胸に刺さります。「少しずつ丸く」と精進します。とりとめのない話になりました。

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