社長ブログ:時にふれてBLOG

困難に真正面から取り組む

更新日:2021/08/23

今回は、二週間ぶりの社長勉強会です。56ページ「困難に真正面から取り組む」です。Hさんから読み上げと感想を頂きました。「人間、誰しも困難から逃げたいと思うものです。しかし立ち向かうことで創意工夫が生まれます。今、修行僧のような状態です。真正面から取り組むことが、自分の成長に繋がるとと思います」と言う思いを話して頂きました。

私のコメントは、

「困難な状況から逃げずに真正面から取り組む姿勢が必要です。と同時に現象をつぶさに見つめ直すという素直な姿勢が必要なのです」と述べて「そうすれば『神のささやく啓示』を受ける」としています。

この稲盛和夫さんの『神のささやく啓示』との表現は、「あたかもそれが、必死に努力を重ねて苦しみもだえている人に神さえもが同情し、そんなに一生懸命やっているなら助けてあげたいと、答えを与えてくれるように感じるからです。」と説明しています。

 私の人生と経営も困難な状況を究めたことがありました。2004年に社長になってから4期に渡って大幅な赤字を出し76.25%有った自己資本比率が22.90%まで下がり、極度の経営不安に落ち込みました。その時に人心がバラバラとなり、新事業を分社して五人の社員が去って行きました。自分の経営者としての意志と人間性の弱さが起こした混乱でした。

この困難なときに、稲盛和夫さんの盛和塾と出会い真の経営を教えられました。「何としても会社を立ち直して従業員を幸せにしなければならない」と思い始めてから経営的に好転していきました。営業・技術等に人材を得て、社会的にも立場を築き、東日本大震災で復興支援事業を行いました。これらの出会いと展開は、困難に真正面から立ち向かったことで、『神のささやく啓示』と思われてしょうがないのです。

 営業では道と国から人材を得て、技術はベテランと新人を、管理で、短時間正社員、その他パート・アルバイトと協力外注の方々を得てきたことは、会社の復活に大いに寄与しました。「神が人財と契機を与えてくれた」と思います。これからが大事で、常に謙虚を忘れず、従業員と我が社の周りに集う人たちに感謝で有ります。

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