社長ブログ:時にふれてBLOG

評価し、登用し、フォローする

更新日:2022/07/26

今週は第60回目、150ページ「評価し、登用し、フォローする」です。Ouさんに読み合わせと感想をお願いしていました。感想は『評価し、登用し、フォローすると言うことですが、前の職場でその立場にいました。難しい問題でした。3年で職場替えがあるので、成果を出さなければなりません。能力がある人でないと、どうにもなりません。人間性を優先していると作者は言っているが、結果を出すには時間が掛かります。悠長なことは言ってられない。リーダーの人間性も触れている。その立場にならないといけないのか。リーダーとして評価するという事で、 「人間性か能力か」を考えると、一生勉強になると思いました。』と話してくれました。

私のコメントは、『「部下を登用するには、人間性と能力の両面からの評価が必要になってきます」「人を正しく評価し、責任の果たせる人間を配置するのです」「人には必ず長所、短所があるため、足りなかったり、欠落しているところを絶えず観察して、フォローしていきます」、「リーダー自身に部下を評価するだけの、素晴らしい人間性と、それに裏打ちされた卓越した能力が備わっていなければなりません」と三つのことが書かれています。

他の学習会の書き込みがありました。次の通りです。「厳しすぎる、任せすぎる、フォローしすぎる、何でも度が過ぎるとうまくいきません。そのさじ加減が難しく、日々考えさせられ反省しております。この加減の感覚を磨く事がマネージャーの私の仕事だと思いながら、今日の講話を拝聴しました。丸投げではなく目的や方向性をきちんと示し、つい口を出したくなるところをグッと我慢して任せる、甘やかすのではなく必要に応じて適切にフォローする、日々心していきます」「どうすれば人事評価で社員のやる気を引き出すことができるのか。京セラ名誉会長の稲盛和夫さんは「たとえ目標を達成できなくても、必死で頑張った人は頑張ったなりの評価をしてあげないと、後々、誰も頑張らないようになる。だから成果主義ではうまくいかない」とのことでした。

人を育てることの難しさを示しています。私の経験から言うと、これには「部下を信じることが大事」という要素が必要と感じました。「人の能力は無限大」との確信が必要と感じました。

他に面白い書き込みがありました。「講演の中で、私はたまに稲盛和夫氏の名言を引用することがある。その名言とは―― バカな奴は、単純なことを複雑に考える。 普通の奴は、複雑なことを複雑に考える。 賢い奴は、複雑なことを単純に考える。である。

高度情報化時代となり、単純なことを複雑に考える上司が激増した。だから、こういう上司が部下育成をすると、とても生産性が落ちる。そのことを伝えたいとき、この名言を活用するのだ。」というもので、自分でも『バカな奴』になっているのではと考えさせられました。』と話しました。

記事一覧