社長ブログ:時にふれてBLOG

信頼は自らの内に築く

更新日:2022/12/12

今週は第77回目、190ページ「信頼は自らの内に築く」です。Kiさんのローテーションで、読み合わせと感想を話してもらいました。感想は次の通りです。

人に求める前に、自らが尊敬される人となれと書かれています。上司、先輩などは、何かあれば助けになります。社員の方で、外で交渉している人は、相手を疑ってかかる必要もあります。他人を疑うことも仕事となります。この仕事のバランスが大事と思いました。」とのことです。私のコメントは、

「自分自身の心が相手の信頼に足る心であるかどうかということを、常に自問自答しながら、自分の心をより良いものに高めていこうと思うのです。」、「信頼とは、外に求めるのではなく、自らの心の内に求めるものなのです。」と書かれています。

稲盛和夫OFFICIALSITEで、「人の行いの中で最も美しく尊いものは、人のために何かをしてあげるという行為です。人はふつう、まず自分のことを第一に考えがちですが、実は誰でも人の役に立ち、喜ばれることを最高の幸せとする心をもっています。かつて、真冬のアメリカで起きた飛行機事故で、一人の男性が自らが助かるというその瞬間に、そばで力尽きそうな女性を先に助けさせ、自分は水の中に消えてしまうという出来事がありました。人間の本性とはそれほど美しいものなのです。私たちは、仲間のために尽くすという同志としてのつながりをもってみんなのために努力を惜しまなかったからこそ、すばらしい集団を築くことができたのです。」と『仲間のために尽くす』として書かれています。

また、他のところで「信頼関係は自分自身の心の反映だ。たとえ、自分が損をしたとしても、人を信じていく。その中でしか、信頼関係は生まれない。信頼とは、外に求めるのではなく、自らの心の内にもとめるべきものなのだ。人生というのは魂の修行の場ではないかと考えている。苦難は魂を純化、深化させるために与えられている試練であり、成功もその人間がどこまで謙虚でいられるかを試すものでしかない。」とも書かれています。

さらに、いつも引用している「ランチェスターNo.1戦略 さかうえ塾」では、『 信頼関係をつくるとは、自分自身をつくること。自分自身を信頼に足る人間にする努力が大切。それでも、裏切られることはある。しかし、そのことに失望することなく、自分自身を高め続けることに目を向けること』とありました。

「人を相手にせず、天を相手にせよ、天を相手にして、己を尽くし人を咎めず、我が誠の足らざるを尋(たず)ぬべし」西郷南洲遺訓よりです。

私のこの小さな経営の中でも、人に裏切られたことは何回かありました。そのときに人を咎めずに、自分の誠が足りなかったと思うことで自分を高め続けるということです。私は、まだまだですね。』としました。

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