社長ブログ:時にふれてBLOG

役割が職階を生む

更新日:2023/02/14

今週は第82回目、200ページ「役割が職階を生む」です。順番でHoさんに読み合わせと感想をお願いしました。感想は次の通りです。

「役割ということで、会社の中で仕事の内容が違います。会社をもって、一つの体面をなして、売上をいただいて成長していく。そのなかで「自分はどうあるべきか」と役割を見つけていって探します。「どう表現するか」、「どう仲間と連携していくか」と、コミュニケーションを取りながら、自分のやりたい役割を見いだします。」、私のコメントは次の通りです。

「社長であるのも役割です。…社長だからと言って、自分の勝手なご都合主義を通すというのは、役割を特権と勘違いしているのです」、「平等があくまでも基本になければなりません。役割の為に格差がついているに過ぎないのです」と書かれています。

鈴木賢の情熱全開というブログから、題名が「組織に偉い人なんかいない。あるのは役割だけ」として、「以前に尊敬する先輩から、『ピラミッドみたいな立体で組織を考えちゃ駄目だよ。会社は役割で責任が決まっているだけだから、平面で考えないと、すぐ誰が偉いか三角の頂上にいるかみたいな話になっちゃうんだ。平面で考えようね。』と話していました。

『人生の意味とは何か?』というブログでは、「人生で大切なもの3つは、『命』『家族』『お金』です。これを優先することは間違いではありません。それが人間というものです。ですが、こればかりだと人生はつまらないものになってしまいます。 人として大切なことである『誠実さ』『思いやり』『正義感』を忘れてしまっては、誰からも相手にされません。本当の意味で人生を豊かにしたいのなら、人として大切なことができる人間になるべきなのです。もちろん、それをやり通すのが難しい世の中かもしれません。ですが、実行に移す価値がある生き方なのは間違いないでしょう。人生を楽しんでいる人は、案外、こういった生き方をしている人だからです。」と書き込んでいました。

役割でしかないリーダーの資質を稲盛和夫さんは次の通りとしています。「リーダーにもっとも大切な資質は何かと問われれば、私は迷いなく、それは“心”であると答える。あるいは人格、人間性といいかえてもよいかもしれません。何があってもゆるがない強い精神力を持ち合わせる重厚さこそが、リーダーの資質として大切だと言うのです。どのような人がリーダーにふさわしいのかといえば、つねに勤勉さをもって仕事に身を捧げ、自らの心を高めつづけている人でしょう。強い精神力を持ちながら、奢らず、初心を忘れず勤勉さをもって仕事に臨む。困難な局面でも、諦めずに常にポジティブな精神を持って明るい未来へと向かって行動を起こしていく。そういった精神こそが、運命を味方につけ、よい結果に恵まれる所以なのです。」として、

『稲盛さんは、日本航空グループ(JAL)の再建を委託されたとき、経営理念を作成することから始めたといいます。「全社員の物心両面の幸福を追求すること」をミッションとした後、「JALフィロソフィー」(全社員共通の行動指針)を幹部社員とともに作成し、あらゆる機会を通して全社員と思いを共有したといいます。その結果、社員が自分たちの手で会社を再建していこうと自発的に行動するようになったそうです。稲盛氏は、「人に協力してもらい、同じビジョンに向かうことの重要性」を「経営の原点」であると言っています。』と書かれています。

「社長は役割である」と認識すれば、自ずと謙虚になり、皆平等です。自分自身を高める方向に行くことになります。

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