社長ブログ:時にふれてBLOG
仕事を考え尽くす
更新日:2023/03/28
今週は第87回目、212ページ「仕事を考え尽くす」です。Miさんの担当で、読み合わせと感想をお願いしていました。感想は次の通りです。
プロセスが見えていたとしています。努力でこの様になるのか。これは稲盛さんの才能ではないのか。私も色々なビジョンが見えなくて悩んでいます。考え尽くしていないのか、そのための思考方法が有るのか無いのか、勉強していきたい。 この項の私のコメントは次です。
「疑問が一点も残らないくらい考え抜くのです。…シミュレーションを徹底的にやり抜くのです。…それがカラーで見えるほど、鮮明でなければならないと考えています」、「この見えると言うことが、成功に至る確信と、人をして行動をせしめる強い意志力を生み、成功へと導くのです」と書かれています。
稲盛和夫OFFICIALSITEでは、「私たちが仕事をしていく上では、その結果が見えてくるというような心理状態にまで達していなければなりません。最初は夢や願望であったものが、真剣にこうして、ああしてと何度も何度も頭の中でシミュレーションを繰り返していると、ついには夢と現実との境がなくなり、まだやってもいないことまでもが、あたかもやれたかのように感じられ、次第にやれるという自信が生まれてきます。これが「見える」という状態です。こうした「見える」状態になるまで深く考え抜いていかなければ、前例のない仕事や、創造的な仕事、いくつもの壁が立ちはだかっているような困難な仕事をやり遂げることはできません」と第二電電の仕事を考え抜いて行いました。
菅野和彦(横浜フィロソフィー勉強会塾生)のブログには、「新規事業は平たんな道ばかりではありません。一歩進めば壁に当たりその壁を1つ1つクリアしていくということの連続です。上手くいく仕事というのは最終ゴールまで見通しがきき、始める前から自信めいたものでありイメージがわくものでなければなりません。そのためには常にテーマを考え続ける必要がある」、「現在、主力で行っている通信機器のリース販売ですが、防犯カメラ、サーバー、セキリティ―機器、複合機等は順調ですがこの先はハードの販売がどのようになるかはわかりません。新規事業として、ストックで収入が入る高収益なサービスで事業として取り組めるものがぽつぽつと出てきていますが、その事業は平たんな道ばかりではないことを覚悟して取り組んでいきたいと思います」と書き込みがありました。
ある人事ポータルのホームページの書き込みに次のがありました。稲盛和夫さんの格言「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」で、計画の段階では、悲観的に構想を見つめ直し、考え尽くすことで、悲観的な要素に対する対策を準備しておくとしています。ソフトバンクの孫正義氏も同じような思考の持ち主である。
「最初は右脳を使って思う存分、成功のイメージをつかみますが、その次の段階では、そのイメージを実現するための具体策を左脳で翻訳していくんです。『この未来を実現するためにはどうすればいいか』と。そこからはもう、完全に論理の世界です」「右脳を使って思う存分、成功のイメージをつかみ」、というのは、稲盛氏の「楽観的に構想し」という点と同じであり、「そのイメージを実現するための具体策を左脳で翻訳していくんです。」というのは「悲観的に計画し」に当てはまる。と紹介しています。