社長ブログ:時にふれてBLOG

価格は市場で決まる

更新日:2023/05/30

今週は92回目、226ページ「価格は市場で決まる」です。Kcさんが担当で、読み合わせと感想を話してもらいました。その感想は次の通りです。

「補償セミナリーに当てはめると成果品が商品になると思います。調査、図面、積算等の時間を短縮する。または、現地でやれることを追求することか、その経費を減らすことか。お金を減らす、外注に任せる、作業の時間を減らすことなのではと思います。お客様は起業者で、単価は決まっているので、やれることは、お金をかけないことが大事なのかと私は理解しました。」と話してくれました。私のコメントは、次のように話しました。

「市場が求める価格と品質条件を満たす範囲で、最も安くできる方法を考えるのです」、「お客様のニーズに応えるなかで、最大の利益を上げる。これが経営なのです」と書かれています。

ダイヤモンド・チェーンストアオンラインの書き込みでは、「市場価格とは、市場の競争によって需要と供給が釣り合う価格のことである。具体的には、商品やサービスが市場で売買される際の実際の価格を表している。その市場に多くの需要と供給が存在して成立する市場価格は競争価格とも呼ばれ、独占価格(※)と区別される。市場価格は市場での商品の需要量と供給量の均衡がとれた価格で決定されるため、需要量と供給量どちらかが変化すればそれに対応して価格も変動するのが原則である」と書かれています。

この項では、この原則を前提として、「最も安く出来る方法を考える」、「あらゆる費用を極小に抑える」ことで最大の利益を上げるよう努力することが経営なのですと教えています。

 もう一つは、前項の「値決めが経営を左右する」で話されている「原価主義で価格を決定しない」ことに繋がっています。「売上を極大に、経費を極小に」が大事なのです。その意味は、次の通りです。

「経営とは非常にシンプルなもので、その基本はいかにして売上を大きくし、いかにして使う経費を小さくするかということに尽きます。利益とはその差であって、結果として出てくるものにすぎません。したがって私たちはいつも売上をより大きくすること、経費をより小さくすることを考えていればよいのです。

ですから、〔原材料費〕は〔総生産〕の何パーセントでなければならない、とか〔販促費〕はこれくらい必要だろうといった常識や固定概念にとらわれてはなりません。

売上極大、経費極小のための努力を、日々創意工夫をこらしながら粘り強く続けていくことが大切なのです。」と稲盛和夫OFFICIALSITEで説明しています。

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