社長ブログ:時にふれてBLOG

日々損益計算書をつくる

更新日:2023/06/12

今週は93回目、228ページ「日々損益計算書をつくる」です。順番でMtさんに、読み合わせと感想をお願いしていました。感想は次の通りです。

感想ですが、この事を自分の仕事に置き換えた場合に何が出来るかを考えました。仕事・行動の見直しをしてみると、仕事で間違いをしない。無駄な印刷をしない。時間を有効に使うということか。反省して見通しを立てる事ではないかと思いました。」との素晴らしい感想でした。私のコメントは、同じような稲盛和夫さんの勉強会をネットで調べて、次の通りです。

「経営とは、日々の数字の集積です。毎日の経費や売上の積み上げなくしては、経営は出来ません。…毎日のオペション(マニュアルに則った作業)の積み上げで、月次の損益計算書がつくられるのですから、日々損益計算書をつくっているのだという実感を持って経営に当たるべきです」と書かれています。

 神田加奈さんのBLOG(株式会社アースコンサルティングオフィス)の書き込みから、「大きな成果は日々の小さな努力・小さな成功の積み重ねでしかない。だからこそ経営者として1日1日、そして時間単位でさえも『採算をつくる』と意識して行動しないといけないなと考えています。社員の特性をしっかり考え、その社員にとって一番適正かつモチベーションが上がって、成果も出せるポジションや方法を考えて、組織化する。アースはチームワーク制なので、お互いの得意分野を尊重し、逆に苦手分野を補い合える風土がすでにあるため、その土台はしっかりしているなと。ここはメンバーに恵まれ、本当に素晴らしく嬉しい限りです!」

また、FC2, Inc(インコーポレイテッド、法人企業や株式会社を表す単語です)のBLOG、「京セラフィロソフィ」を読んで感じたことという書込みに次の感想があります。

『この項目の解説に、「採算は経営者の意志でつくられる」という見出しの内容があります。「採算というのは、良かれ悪しかれすべて経営者の意志の表れなのです。数字というものを目の前にしたとき、経営者は自分自身に対して絶対に言い訳ができないものなのです。だからこそ、日々の経営から目を離さず、問題点があればすぐに対処することが必要だということでしょう。

最後に、稲盛和夫の実践アメーバ経営、全社員が自ら採算をつくる (日本経済新聞出版)の解説から。「日本航空に着任してすぐ『現在の経営実績はどうなっているのですか』と質問したが、なかなか数字が出てこない。また、いったい誰がどの収支に責任を持っているのか、責任体制も明確でない。(中略)そこで、アメーバ経営によって、部門別・路線別・路便別の採算がリアルタイムに見えるようにした。アメーバ経営があれば、それぞれのアメーバの責任者が中心となり、部門の収益性を高めるために創意工夫を重ねていくことができる」(本文より)、…アメーバ経営を導入し、高収益企業に生まれ変わった日本航空では、「部門別」「路線別」「路便別」の採算をリアルタイムでとらえる仕組みができたことで、需要に応じて臨機応変に機材を変える、臨時便を飛ばすなど、さまざまな創意工夫が現場で生まれています。自部門の実績がわかれば、少しでも採算をよくしようと皆が懸命に取り組むようになる。これこそが「全員参加経営」の極意です。」と書かれています。

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