社長ブログ:時にふれてBLOG

目に見える目標を設定する

更新日:2023/07/24

今週は、第97回目(二年以上継続しています)、236ページ「目に見える目標を設定する」です。Jnさんにお願いしていましたが、出張が入り、感想文を作成して提出して頂きました。感想文は次です。

本誌にもあった通り、高い目標ばかり設定をして未達成が続く事は避けるべきであると思います。個人として目標を達成していく成功体験が仕事を進めていく上での活力、やり甲斐となりモチベーション維持の重要な要素だと感じています。 しかし、その成功体験を求めて低い目標ばかり掲げても自分のスキルアップには繋がらないので、目標設定の基準が重要になってきます。日々の仕事を進めていく中で現在の自分の力量など加味しながら基準値を上げ下げし、目標を設定する課程も自分を見つめ直し⾧所・短所を再認識できる機会になるので、大切にしていきたいです。
組織としての目標設定について、当社に置き換え考えると年間目標は全体会議にて全員に周知されているので、目標の共有化については達成されています。ただ、月々の目標設定については受注仕事なので中々難しいところではあるが、細分化についてはそれぞれの個人目標などを会社目標に紐づけていければ最終的な全体目標の達成に繋がっていけるので、個人目標の設定に工夫し全体目標達成に向けていければと思います。 以上 私のコメントは次です。

「目標を達成するには、全員が目標を共有化しなければなりません」「空間的にも(組織の最小単位)、時間的にも(月々の目標)、全員に“見える”目標でなければならないのです」とかかれいてます。

稲盛和夫OFFICIALSITEで「高い目標をもつ」の項目思想では、『「高い目標を設定する人には大きな成功が得られ、低い目標しかもたない人にはそれなりの結果しか得られません。自ら大きな目標を設定すれば、そこに向かってエネルギーを集中させることができ、それが成功のカギとなるのです。明るく大きな夢や目標を描いてこそ、想像もつかないような偉大なことが成し遂げられるのです。』と解説しています。

また、「目標を周知徹底する」の項目では、『目標を達成するためには、その目標が全員に周知徹底されていなければなりません。つまり全員が目標を共有化し、自分たちのものになっていることが必要なのです。営業部門でも製造部門でも、当月の〔売上〕や〔総生産〕、〔差引売上〕・〔時間当り〕などの数字が全員の頭にしっかりと入っていて、職場の誰に聞いても即座にその数字が口をついて出てこなければいけません。京セラの〔アメーバ経営〕と〔時間当り採算制度〕では、目標を全員に周知徹底し、共有化を図ることによって一人一人の参画意識が高められ、これが一丸となって目標達成に向かうエネルギーとなるのです。』としています。

当社の場合は、月一の全体会議で、起業者ごとの実績、目標、到達が資料として出されています。特に重要視している総売上経常利益率を追求しています。各業務ごとのアメーバ経営の時間当の付加価値を出して報告して頂いています。この時間当の付加価値の前年平均の単価を出して、それ以上の時間当の付加価値を全社員で追求することが求められています。まだまだ、その意義の理解と説得が不十分です。

何のための「業務ごとアメーバ経営」なのか、何のための「時間当の付加価値」の追求なのかが、全社員に説得し理解されると大きな力となると思っています。会社経営の目的・意義等は「経営理念」があり毎回説明しています。高収益の三つの意義と使途も理解されてきています。この「アメーバ経営」の三つの目的が、本当の意味での理解がされると、一歩強い会社に近づきます。

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