社長ブログ:時にふれてBLOG

経営の姿勢を問う

更新日:2023/08/07

今週は第99回目、242ページ「経営の姿勢を問う」です。残り6項目です。Haさんの順番でしたが、仕事で出かけたため、感想文を提出して頂きました。読み合わせは、Hoさんにして頂き、Haさんの感想は次の文章です。

私は会社の哲学を継承することに、社員も二世も関係ないと思います。二世でも会社の哲学を継承し、立派に経営者として頑張っている方々もいらっしゃいます。本文にもあるように、「素晴らしい人格を備え、あふれる情熱を持ち、優れた能力を有し、会社の哲学を継承できる者」に会社の将来を託せれば、それが何よりも一番の選択ではないでしようか。世襲制は一見して、自分たちの会社と感じにくい一面があるのは確かです。であれば、他の方法にて自分たちの会社であることを、社員に感じて頂ける方法を考えれば良いと思います。経営者が社員を想い、会社の未来を想い、そのために真剣に経営をおこなう、その姿勢は、かならず社員にも伝染するものと私は思います。

私のコメントは次です。

「企業内にアイデンティティ(同一性、個性)を確立していくのは哲学であり、その企業哲学の継承なくして、永続する発展はないと考えているからです」、「経営者の言動、施策、ひいては会社の方針や哲学に、一片の私心もないと言い換えてもいいでしょう」と書かれています。

 稲盛和夫OFFICIALSITEの「私心のない判断を行う」の項では、「何かを決めようとするときに、少しでも私心が入れば判断はくもり、その結果は間違った方向へいってしまいます。人はとかく、自分の利益となる方に偏った考え方をしてしまいがちです。みんなが互いに相手への思いやりを忘れ、「私」というものを真っ先に出していくと、周囲の協力も得られず、仕事がスムーズに進んでいきません。また、そうした考え方は集団のモラルを低下させ、活動能力を鈍らせることにもなります。私たちは日常の仕事にあたって、自分さえよければという利己心を抑え、人間として正しいか、私心をさしはさんでいないかと、常に自問自答しながらものごとを判断していかなければなりません。」と解説しています。

 当社では、毎月の全体会議において、経営理念(当社の大義ある使命、目的)とビジョン(目標、発展方向)及び経営方針と力点(「心を高める、経営を伸ばす」と利他の心)を読みあげて説明しています。「従業員等の物心両面の幸せを実現して社会貢献する」という経営方針です。

 今日の項目「経営の姿勢を問う」の最後に、「社員の働く姿勢、それは経営者の姿勢と同義なのです」と纏めています。この経営理念の実現のために、ベクトルを合わせて、皆さん共に精進していきたいと思います。

参考 アイデンティティとは…(人が誰であるのか(ということ)、または他のものとは異なるものにしている個人やグループの性質)、「自分固有の生き方や価値観の獲得」、会社の考え方、哲学、人生観等に通じるもの。社風。

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