社長ブログ:時にふれてBLOG

苦労に値する代償を受ける

更新日:2023/10/23

今週は第106回目、この本の最後の項目で254ページ「苦労に値する代償を受ける」です。業界の協会の東ブロック会議と身内の葬儀(家族葬)の関係で2週間空きましたが、本日2023年10月23日に最後の勉強会を行いました。今日の担当は、Kaさんで、あらかじめ感想文を提出してくれていましたが、本人に本の読み上げと感想文の読み上げをして頂きました。その感想文は

社長勉強会

心を高める、経営を伸ばす

「苦労に値する代償を受ける」

2023/10/16

 

本項を読み「経営者」という言葉の重みを少しは感じ取ることができたように思う。

社内事情だけでなく、社会事情等あらゆる事に目を向け準備を整えても、常に様々な方向からプレッシャーがかかり、気が休まらない中それでも努力を重ねてようやく当たり前...そんな生活、気が気ではない。

準備と言えば、直近では新型コロナウイルスの流行が類似しているように思う。

様々な分野の様々な経営者が新型コロナウイルスの流行により客足が遠のき、会社や店を畳むことをニュースや新聞でよく見ることがあった。

そんな中でも努力を重ねて得られる成果が経営者への信頼・尊敬と言うことなのだろう。

本項を読んで努力の成果として形に残る物が在る一方、形こそないが心に残る物もあるのだと...そしてそれが何物にも代えがたい物であるということは理解できた。

それだけでも、本項の感想文を担当でき良かったと思っている。

これに対する私のコメントは

この本の最後の項目です。「経営者が身を挺して努力をしているために、多くの社員が今日、また将来に希望をつないで生活をしており、そのため経営者を信頼し、尊敬していてくれるはずです」「この金銭では代えられない、人の喜びや感謝を受けているということこそ、何ものにも代えがたい、苦労に値する代償ではないかと、私は思います」と書かれています。

 R&P企画 emuのブログ、2022年8月1日より、『稲盛和夫一日一言』ベースの連続投稿継続中です。 今後ともフィロソフィー関連の話題を提供していきますので、どうぞ宜しくお願いします。とあり、『稲盛和夫一日一言』 11/3(木)は、「苦労の代償」ですとして、次の投稿です。

『今日の一言では、「(企業を存続させていくことで)多くの社員が希望を持って生活できる。それによって経営者を信頼し尊敬までしてくれる。それは経営者の苦労に匹敵するだけの、金銭には代えがたい代償ではないか」と述べられています。

物事がうまくいきはじめたとき、「今までの苦労がようやく報われた」などと言ったりしますが、この「報われる」には、努力や苦労したことに対して、相応の結果や成果を得ること、という意味があります。つまり、そこには苦労や努力を重ねてきた過程があることが前提となっています。

報われる頻度がそう多くはないとしても、経営者は際限なく自身のエネルギーを会社に注入し続けなければなりません。そして、その代償として金銭的な報酬からは得られない社員やその家族、さらに地域からの感謝や喜び、称賛を受けることができるようになる。
そうした感覚を持てるのは、真の経営者といわれるようなごく一部の人のものなのかもしれませんが、個人事業主である私も、経営に携(たずさ)わる者の一人として、「自分は今何のために誰のために仕事をしているのか」と自身に問い続けながら生きていきたいと思っています』と書き込んでいます。

私の場合は、まだまだその域には達していません。この本「心を高める、経営を伸ばす」の哲学を真摯に学んでいかなければなりません。稲盛さんの最後の世界大会講話で、「これからもフィロソフィーを学び続けると同時に、そのフィロソフィーを従業員と共有し、会社を健全な発展に導くことを通じて、一人でも多くの人を幸せにしていくという皆さん経営者の使命に変わりはありません」と語られたことを実践していきます。

以上です。しばらく休んでから、次の良い本を選んで、社長勉強会を再開したいと思います。ご精読有難うございました。今後ともよろしくお願いいたします。

(株) 補償セミナリー 中野 芳

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