『どんどん　食えよ～』

明るく優しい　Iさんが　新人Oさんに　はっぱをかけている。

焼いているのは　“由仁町のホルモン”・・

ご存知かな？　私は　初耳・・

『美味しい人には　おいしい・・私には美味しい！』

『美味しくない人には　美味しくない・・それがホルモン！』

誰かが　『ホルモンは　咬み切れなくて・・』と　言えば・・

『ホルモンは　噛むものではなく　呑むもの・・』

ふ～ん・・

Iさんは　けして　強引ではなく　それでいて　底知れぬ情熱を持ってホルモンを　焼く・・

Iさんは　愛しそうに　包んである新聞紙を開け・・・

輪ゴムで止めてあるビニールを　やい！と裂き・・

鉄板の上に　どどっどどっ　とホルモンをぶち込む・・・

箸でかき混ぜながら　焼け具合を確認・・・

『ホルモンに　玉葱を入れると　うまいっす～～』　黒帯K君も　ホルモン派・・

『そう　玉葱が　甘くなるの・・ほい！若者はいっぱい食べなさい・・』

新人Oさんも大のホルモン派らしい・・・ニコニコパクパク・・美味しそう　(o^^o)

『その七輪どうしたの？』

『　Iさんが買って来ました・・鉄板もで～す』

ほ～　これは　かなりの　情熱だ・・

明るく優しい　Iさんは　何事もクドクド言わない　スッキリ人間・・

でも　心の中には　秘めたる情熱と　ぐぐっとくる行動力を　持ったひとなんですな～

（あの奥様は　きっとそこに惚れたのかすら？・・(^_^)）

『むつみさんは　食べないですよね？』

はいはい　すみません・・私は　その　“美味しくない人には　おいしくない・・”方でして・・

その後の事は　あまり覚えていない・・でも　ホルモンはしっかりなくなっていましたよ。

ホルモン好きの皆様・・一度　“由仁町のホルモン”をご賞味あれ！