『むつみさん、目が赤いよ、どうしたの？』

長い本州出張から戻ったメタボ諦めH常務が言った。

『あ～、きっと、厚真の熊恐怖現場の名残でしょう～』

『そうっか～・・熊が大変か・・床下に挟まるのが大変か～』

メタボ諦めH常務は本州の営業と現場検査を兼ねて出張していた。

住宅検査で重要な床下検査・・お腹がつっかえてもやらねばならぬ。

中古住宅を買う際に、検査をして確認項目がOK!だったら保険も付く、

“個人間売買瑕疵保証制度”が始まった。

うちの会社はその検査と保険の取次ぎをしている。

『安心して中古住宅を買える社会にしたい』

そんな思いから始まった商品化の取組が、

やっと日の目を見ようとしているのだが・・

建物調査は本職だから、ガッツガッツと行えるが、床下調査はルンルン♪とは行かない。

つなぎを着て、マスクをし、いざ～と肘を使ってお腹と腰を動かしながら前進だ～

床下が掃いたように綺麗なおうちもあるが、

あら！そら！いや！というおうちもある。

夏は暑く、冬は寒い・・・・・・

技術者も、細い人太い人若い人そこそこ若くない人等色々だから大変・・

でも、ここが頑張り時とみんな一生懸命に調査・調査・調査・・

朝会で、『昨日の家は・・・』と、大変さ故に話題性もあるが。

先日、調査を受けられたお客様が、

『家が傷んでなくて本当に安心しました。

これで、ゆっくりリフォーム資金を貯めながらリフォーム計画を練られます』

と、おっしゃいました。

なんか・・嬉しい・・・

さあ～・・今日も・・床下サンドだ・エイエイオー！