日刊せみなりーBLOG

新しい家の・・寒さの原因・・

更新日:2012/06/01

昨日のブログに名前が登場したヨシダオサム建築士は、
北大の大学院時代からの付き合いだ。

大大ゼネコンに就職したが、
『北海道で建築設計をするのが夢!』

と、4年で退職し、
北欧に寒冷地住宅の勉強に1年留学、

その後、北海道で事務所を開設し、
専門学校の講師をしながら一歩一歩進んできた青年だ。

一軒完成する度に、
『見て下さい!』と言われ、見学をしに行った。

『ねえ~吉田君が造る家は吹き抜けのことが多いけど、
寒くないよね。』

『はい、めちゃめちゃ計算をして作りますから、
家中の温度を同じにする事が大切です。』

暖かい家は、
北海道人にとっては絶対欠かせないこと、

どんなに格好よくても寒かったら、
なんでよ~!と不満が爆発・・・。

ヨシダオサムの作る家は、
北海道人の夢を裏切らない家だ。

で・・・近頃、うちの会社には反対に、
その『どうしてうちは寒いんでしょう?』の検査依頼が多い。

改めて、
新しい家の作りを見てみると・・・、

(風除室がない。)(玄関と玄関ホールの間に戸はない)
(バリアフリーで敷居がない)(吹き抜けが多い)

(階段が居間にある)(キッチン、居間が一つ)
などなど・・昔の(一部屋独立型)とは、全く違い、

空気の気持ちでよく見ると、
『家全体が一部屋だよ~~』なのだ。

当たり前に、
家中の温度が一緒じゃあないと、

暖かい空気は家の上に集まり、
押された冷たい空気は、

下の部屋にドッコイショと居座る事になる。
玄関などが暖房機で温められていないと最悪だ。

バリアフリーで、敷居がないから、

ドアの下から冷気が、
する~りと部屋に入ってくる。

空気は、自由に自由に・・
隙間風に変わる・・・。

『赤外線カメラと気密測定器で、
一番の原因を突き止められますよ~』

うちの綺麗好きN君とカッコマンH君が開発した方法だ。

『ふんふん・・
これは、どうしたら暖かくなるか分かるね!』

この検査の写真を、
駅地下で公開することになった。

『新しい家なのに・・』『リフォームしたら・・』
寒いとお嘆きの皆様、

6月14日、札幌駅地下歩行空間においで下さい。
なぜ・・寒いのか・・目で見える方法をお知らせしますよ~

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