日刊せみなりーBLOG

地震から1ヶ月が立ち。。

更新日:2018/10/08

台風が行ってしまった今日。
札幌は、

暖かい秋晴れで、
半袖を着たい気分だ。

『夏見たいな雲だな』
と、

夫が言ったけれど、
本当に空がちょびっと、

夏に帰ったようだ。

今年の夏は、
あったんだか、なかったんだか、

わからなかった。
ほんの少し、

暑い日があったけれど。
そして、

台風が来て
地震が来て

また
台風が来て。

北海道らしくない夏だったが、

その北海道胆振東部地震は
ブラックアウトによって、

恐怖を増した夏の終わりになった。

その時は、

そんなに恐怖心を
もたなかった気がしたけれど、

時間が経つに連れて、
疲れが出てきた。

そして
昨夜、初めて地震の夢を見た。

とても
恐怖だった。

目が覚めて、
やっと地震の恐怖と

自分が、
向き合えるようになったのだなあ、

と、
思った。

京セラの稲盛和夫さんの言葉に、
『宇宙の意思と調和する』

というのがある。
私は無信論者の上、

宇宙に全く興味がなく、
未だに北極星も分からず、

先日、
ねあかのT君に

初めてカシオペアを教えてもらい、
なぜに、

北海道に来た寝台車に
カシオペアと名付けたのか、

理解できたと言う、
なんとも夢のない私だったが、

この地震を経験し、
自分も地球という星に生きている、

一生物だと
実感した。

だから
人間だけが、

俺が俺が
私が私が

と、
生きてはいけないんだなあ。

と、
思ったのだ。

そして、
改めて、

人が生きてきたながーい歴史を
考えた。

と言っても、
高校までに習った歴史の

100分の1も
覚えていないから、

かなり
感覚的なものだけれど、

学校の歴史の時間が、

原始時代から始まって
近代まで来ると、

本当の近い昭和史が少なくて
文句を言っていたけれど、

あれはあれで
必要だったのだと、

わかった気がしたのだ。
宇宙の中の一生物体が、

膨大な時間を費やして
縄文時代までを生き延びた、

そのことに、
もっと学ばなければならないのでは?

と。
そして、

今地球上に存在するすべてのものは、
この地球から生まれたものなのだなあ、

とも、
思った。

ロボットでさえ、
地球の物質からできるのだ。

地続きというのは、
大きな意味をもつようで、

東北の震災でも
札幌も揺れたけれど、

揺れは
あの時の方が大きかったけれど、

地続きの揺れは
全く違う感覚で、

一生命体の私の
魂を目覚めさせてくれた気がする。

今年の北海道の夏は
短かったけれど、

私にとって、
何かが大きく変わって行く予感がする、

深い夏だったようである。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

記事一覧