日刊せみなりーBLOG

人も社屋も

更新日:2018/10/24

雪虫が飛んでから
1週間で雪が降る。

と、
聞いたのに、

反対に
少し暖かい今週。

だが、
どうゆうわけか

建物中の方が
寒い気がして、

こー言うのを
薄ら寒い感じと言うのか。

で、
会社も家もストーブON。

灯油は
生協がすでに満杯に

してくれている。
うちの会社は、

木造二階建て、
外壁はサイディング。

築30年くらいだ。
創業者の父は、

豪奢に遊んだり
奢ったりはしたが

中々堅実なところがあり、
社屋は、木造にした。

途中、
手狭になって増築したが

大きくは変えていない。
暖房は、

灯油のFF。
最初は、

事務所用の
大きなストーブをつけたけれど、

そのうち、
小型でも性能が良いのが出て

大きな事務室に
二つ、

二階の小さな事務室に
一つ、

一階の休憩室兼会議室に
一つ、

ストーブをつけている。

社屋もストーブも
格好は良くないが

充分に性能はある。
ただし、

机があるので、
暖かさが満遍なく

行き渡らない。
などなど、

建物及び暖房器具に対する
少々の不満もある。

社員たちは
時々言う。

建物が立派だったら、
若い人も応募してくるのではないかと。

たしかに、
会社のイメージは

ビルディングだ。
冷暖房完備で、

ストーブなんてない。
でも、

盛和塾の稲盛さんは、
自社ビルにお金をかけるのは、

最後!と言う。
まずは、

仕事への投資
社員への福利

何かあっても
充分ら耐えられる内部留保、

で、
それから

最後に自社ビル。
と言う順番だと言う。

そうだよなあ。
格好いい自社ビルは魅力的だけど、

建物の借金と
維持費に汲々するのは

問題外。
だから、

この木造二階建ての社屋を
大事に使いたいと、

思っている。
が、

お金の問題だけでなく、
社屋でも建物には、

そこで生きてきた人たち、
働いてきた人たちの

努力の息遣いが、
蓄積されているような気がするのだ。

会社ができて40年、
社屋ができて30年、

多くの方々の
働きのおかげで

今がある。

階段の手すりは、
父のためにつけたけど、

今は私のために
あるようなものだ。

そうそう
一階の女性用トイレも、

最初は
会長職の父のものだったが、

『女性が増えたから、
別にしよう』

と、
女性用トイレとなった。

不思議に
建物のことを考えると

いろんな出来事を
思い出す。

私も、
補償セミナリーでお世話になって

はや、25年。
社屋も私も、

まだまだ使えるので
大事に使いたいと思っている。

お節介の達人
マチづくりのご相談承り役 中野むつみでした。

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